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環境Q&A

水質以外の分析 

登録日: 2004年06月07日 最終回答日:2004年06月10日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.6222 2004-06-07 21:14:01 チロン

ちょっと的外れかもしれませんが、例えば工場や厨房などの床面の黒ずみ、といったものの成分ってどういった方法で分析できるでしょうか?排水講にこびりついている汚れなど浄化槽などに流れる前にそういったところで汚れとして残るものです。
浄化槽の水質も例えば油分でもその種類はどうやって同定できるでしょうか(炭素数いくつくらいのものかなど)?

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No.6229 【A-1】

Re:水質以外の分析

2004-06-08 09:37:16 ジオドクター

>ちょっと的外れかもしれませんが、例えば工場や厨房などの床面の黒ずみ、といったものの成分ってどういった方法で分析できるでしょうか?排水講にこびりついている汚れなど浄化槽などに流れる前にそういったところで汚れとして残るものです。
>浄化槽の水質も例えば油分でもその種類はどうやって同定できるでしょうか(炭素数いくつくらいのものかなど)?

黒ずみを採取すれば分析可能かと思われますが、採取量がないと厳しいですね。
油については少し(例えば布にしみこんだ程度)でも分析可能です。同定は炭素数と一般的な油の分析結果を照らし合わせて行います。これはX線回折分析で鉱物を同定するのと同じです(方法は全く違いますが)。X線回折では、ある未知鉱物を測定する。結果を既知鉱物の角度、強度と比較する。同じものを探し出す。といった具合です。
分析の方法自体は、ガスクロでTPHsを測定します。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました!採取量とはどのくらい必要でしょうか?

No.6241 【A-2】

Re:水質以外の分析

2004-06-08 17:13:26 ジオドクター

>ちょっと的外れかもしれませんが、例えば工場や厨房などの床面の黒ずみ、といったものの成分ってどういった方法で分析できるでしょうか?排水講にこびりついている汚れなど浄化槽などに流れる前にそういったところで汚れとして残るものです。
>浄化槽の水質も例えば油分でもその種類はどうやって同定できるでしょうか(炭素数いくつくらいのものかなど)?

採取量とはどのくらい必要でしょうか?

自分で書いておきながら少し後悔しています。量についてはいつも計っているわけではないので・・・
油の分析(TPHs)であれば油分で100μL程度あれば分析できると業者から言われています。
油以外のもので例えば金属を計りりたい場合など、定量は難しいですが、定性が出来る場合もあります(蛍光X線装置を用いて)。この場合量は数グラム程度あれば可能です。何を測定したいか、具体的に教えていただければ回答可能かと思います(万能ではありませんので判らなかった場合ご容赦を・・・)。

回答に対するお礼・補足

例えば床面の黒ずみの成分が油の他に何があるのか、油であれば油の種類は(植物油、動物油、脂肪酸?)といった感じです。

No.6292 【A-3】

Re:水質以外の分析

2004-06-10 09:21:26 ジオドクター

なかなか確実な試料採取の方法が思いつきませんでした。採取したものを油(TPHs)の分析をかければ油の種類については確認できるかと思われます。その場合、そこで使用されている油も同時に測定しておくと、比較が出来てよいと思います。
採取方法は、床に布にを引いておき、そこに染み込ませる、といった方法で採取できればひょっとすると分析可能になるかもしれません。実際にやっとことは無いので自信はありませんが・・・
油以外の成分については何も思いつきません。金属類を測定するのであれば、床等にこびりついた物を採取すれば分析可能だと思います。ただ金属以外のものについてはさっぱり思いつきません。すみません。

油試料の採取については、実際に油の分析をする機関に問い合わせてみるのも手だと思いますので、聞いて見られてはいかがでしょうか?

回答に対するお礼・補足

わかりました!ご丁寧にありがとうございました!

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