一般財団法人環境イノベーション情報機構
混乱しています。。。
登録日: 2001年05月09日 最終回答日:2001年05月11日 大気環境 大気汚染
No.61 2001-05-09 23:30:39 polygon
大気汚染について今勉強してるんですけど、浮遊粒子状物質(SPM)=エアロゾル としていいんでしょうか。エアロゾルは微粒子状の物質とあったのですけど。
あと、「大気エアロゾル」と「エアロゾル」の違いってなんですか?
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No.63 【A-1】
Re:混乱しています。。。
2001-05-10 13:52:17 akiref (
>あと、「大気エアロゾル」と「エアロゾル」の違いってなんですか?
以前もご質問されていたようですが(No.42「有害化学物質の循環と制御」のレポートの悩み)、同様に『環境用語』で検索してみるとエアロゾルとSPM(浮遊粒子状物質)の違いが分かりますよ。
SPMは半角で検索すると出てきませんでしたが、全角もしくは日本語(浮遊粒子状物質)で検索するとちゃんと出てきました。
違いは、
「大気中の粒子状物質のうち、粒径10マイクロ・メーター以下のものをいう。」(SPM)
とのことでした。
No.72 【A-2】
Re:混乱しています。。。(補足です)
2001-05-11 19:18:31 simo (
「エアロゾル」というのは、化学用語でして、ご質問で書かれているように、『(気体中に浮遊している)微粒子状の物質』でいいわけです。その意味では、エアロゾルも浮遊粒子状物質も同じといえます。蛇足ながら化学では、どこ(気体中?/液体中?/固体中?)に、何(液体/固体)が浮遊しているのかによってわけて考えたりもします。
さて、大気公害問題(環境問題)で扱われる「浮遊粒子状物質」というのは、ものとしては「エアロゾル」でいいのですが、なぜあえてこれが問題になるかというと、粒径の違いによって人体への影響が異なるからです。
その違いが、粒径10マイクロ・メーター(10μm)以上か以下かということになるため、「浮遊粒子状物質」が問題とされるのです。
これらの発生は自然現象によるものもありますが、工場や自動車(排ガスやタイヤ等による巻き上げ等も)などからの発生が原因で気管支炎・ぜんそくなどが多発したことで、大気汚染防止法などによる排出規制等がされているわけです。
「環境用語」のページにも関連する項目が多数掲載されているようですので、そちらも覗いてみるといろいろと勉強になるだろうと思います。
ちなみに、カテゴリー領域の「大気汚染」を選択して絞り込んでやると関連用語が並んで表示されますよ。
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