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環境Q&A

アオサの堆肥化について 

登録日: 2004年05月24日 最終回答日:2004年06月01日 ごみ・リサイクル ごみ処理

No.6003 2004-05-24 04:31:18 まったり

はじめまして。現在大学の学生実験の一環で、私のグループはアオサの堆肥化について研究しようということになりました。

堆肥化は市販の生ごみ処理機を用いて行うということにしたのですが、アオサについて調べれば調べるほど、現在の指針に疑問が募ってきました。

アオサの堆肥化自体は行われているのですが、それはアオサをオガクズなどと混ぜて、直接肥料として畑にまくという方式をとられています。実際この方式で実験し、その効果のデータ取得もされており、有効なようです。

もともと、市販の生ごみ処理機を用いて堆肥化をしようと考えたのには勝手な思い込みがありました。それは、多くの自治体が既に生ごみ処理施設を建造し、そこで回収した生ごみを処理しているものであると思い込んでいたのです。そのシステムにアオサの処理を乗せれるようであれば、各地で夏の終わりに短期間に大量に発生するアオサの処分も可能であると考えました。

しかし実際には、そのようなシステムが整っている自治体は少なく、また経済性の面からも難しいようです。また、同様のテーマを実験しているグループがあるようですが、私たちのグループは6月末までしか実験する期間が無く、堆肥化を研究する時間にはまったくといっていいほど時間が足りません。

このような状況の中で、私たちは生ごみ処理機におけるアオサ(生ごみを混入させる)の分解処理において、どのような点について考慮すればよいでしょうか?知識の欠如からほとほと困惑しています。
何かよい案を思いついた方、ご助力をお願いします。

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No.6089 【A-1】

Re:アオサの堆肥化について

2004-05-31 19:34:18 東京都 / 君山銀針

生ゴミを処理している自治体は少数派です。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=4402
に比較的有名な例を紹介したことがあります。

自治体レベルではなく、食品リサイクル法で食品リサイクルにとりくんでいる
事業者さんに持ち込んでみるというのはどうなのでしょうか?

食品リサイクル法第10条に基づく登録再生利用事業者名(都道府県順)が公開されていますし、
http://www.env.go.jp/recycle/food/toroku04.pdf

生ゴミ機器の機器メーカーの団体、食品リサイクル機器連絡協議会
http://park2.wakwak.com/~syokuri/

バイオマスの有効利用をめざす幅広い関係者による団体、社団法人日本有機資源協会
http://www.jora.jp/index.html などもあります。

また、バイオマス産業社会ネットワークというNPO法人もあります。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~poema/

ダメもとというなら、体当たりで協力をお願いしてできるか、紹介してもらえるか、聞いてみては?

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。
教えていただいた、各ページを参考にさせていただきます。
自治体レベルの活動は長井市や他の例をあたったのですが、本当に少ないですね。
周辺知識を整理しながら、有用な結論を得られるようにがんばりたいと思います。

No.6093 【A-2】

Re:アオサの堆肥化について

2004-06-01 00:41:11 マタカ


>多くの自治体が既に生ごみ処理施設を建造し、そこで回収した生ごみを処理しているものであると思い込んでいたのです。

 岡山の船穂町で「ぼかし」を使った家庭生ゴミの堆肥化をしていたと思います。

>アオサ(生ごみを混入させる)の分解処理において、どのような点について考慮すればよいでしょうか?

 アオサってアオサノリのことでしょうか?
 私の知っているアオサは最近では貴重なもので、堆肥にするほどとれるなんてうらやましい限りです。そんなにとれるなら、豆腐製造時のオカラと同様おいしくても始末に困っているのだと思いますが、商品化はできないのでしょうか?

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。

>アオサってアオサノリのことでしょうか?
 私の知っているアオサは最近では貴重なもので、堆肥にするほどとれるなんてうらやましい限りです。そんなにとれるなら、豆腐製造時のオカラと同様おいしくても始末に困っているのだと思いますが、商品化はできないのでしょうか?

たしかにアオサは海苔として商品化されています。
他にも紙の原料や園芸資材・養殖餌料などとしても利用されております。
ただ、これは健全(?)なアオサの利用法です。

私たちは、夏季の一時期に局地的に大量に発生するアオサの処理をどうするかを考えています。
富栄養化の起こっている内湾などでアオサが大量に発生し、死んだアオサが砂浜に打ちあげられ、腐敗し環境を汚染するなどの被害が全世界規模で起こっています。
一時期に大量に発生するため、処理が難しいのです。(回収の時点から問題があるのですが。)

http://www.city.gamagori.aichi.jp/kikaku/kikaku/challenge/doc.html

上記のプロジェクトから影響を受けて(指導教官が関係しているため)今回の実験を行っています。
参考にしていただいて、関心を持っていただけると幸いです。

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