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環境Q&A

濃度規制はなぜ乾きガスベースなのか 

登録日: 2002年01月22日 最終回答日:2002年01月29日 大気環境 大気汚染

No.588 2002-01-22 22:24:12 きた

 大気汚染防止法及びダイオキシン類対策特別措置法では、その濃度規制を乾きガス(水分を除いたガス)に対する重量濃度等として基準を課しているようですが、これには理由があるのでしょうか。

・乾きガスベースにしたほうが測定しやすいし、計算しやすい。
 例えば、湿式ガス体積計を使用する場合に水分を測定しなくてもよいなど。
・汚染物質の除去率を計算するなどの場合、それぞれの水分を考慮しなくてもよいので計算がしやすい。
・標準状態にする場合、実際には水分が凝結することがあるので計算上の体積にしかならない。

などが考えられますが、特に、乾きでなければならない理由とはならないかと思います。
 もしかすると、外国でも乾きガスベースで規制していたことも関係するのかと思いましたが、外国語も苦手でweb検索はできません。
 乾きガスである理由を調べた又は知っている方がいらっしゃったら教えていただけませんでしょうか。

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No.595 【A-1】

Re:濃度規制はなぜ乾きガスベースなのか

2002-01-29 17:07:28 東京都 / KAN

乾きガスを利用するのは、ダイオキシン類の濃度の算出方法/ばい煙の濃度 と燃焼に関係するもののようですね。

この分野に詳しくないのでもしかしたら違っているかもしれませんが、中小企業事業団 省エネ指導事例 陶磁器製造工程における省エネルギーについて
http://www.jasmec.go.jp/db/hp6/97/honbun/3-02.htm
というの記事の中に
「燃料が燃焼して生成する高温のガスを燃焼ガスといい、その中には水蒸気が存在するが、水蒸気を除外した燃焼ガスを考える場合があり、これを乾き燃焼ガスという。燃焼管理においては、燃焼ガスを採取して成分組成を分析することがなされる。燃焼ガス中の水蒸気は凝縮されてしまうので、乾き燃焼ガスが燃焼計算の対象になる。」という情報があります。

また、個人の方の環境用語
http://www.asahi-net.or.jp/~dh1f-mys/kan/00a/amount_of_c.html
にも「燃焼計算では両者とも用いられるが、一般には水蒸気を含まない乾き燃焼ガス量として計算する場合が多い」とあります。

きたさんがおっしゃったことのほか、こういった傾向も関係するのではないでしょうか。

詳しい情報をお持ちの方がいましたら、お知らせください

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