環境Q&A

No.575 【A-1】

Re:家庭での生ごみ処理について

2002-01-14 22:15:54 きた （

　廃棄物処理法上は一般廃棄物の自己処理には基準がありません。その生ごみ処理が埋立てと同様の行為であれば不法投棄に当たる可能性があります。（例えば、作物を育成する予定がないのに畑に埋め込み肥料としているなどと言う場合）
　不法投棄であれば違法性を問えますが、農協などの事業者が行った場合などは罰せられることもあるでしょうが、家庭での行為は可罰性の判断等から罰せられることはほとんどないと思います。他の法令に抵触することもあるでしょうが、被害などがあれば市町村へ苦情相談をしたらどうでしょうか。
　家庭（日常生活）から生じた生ごみは廃棄物処理法では一般廃棄物です。生ごみ処理について環境上の問題があるのであれば、一般廃棄物を担当する市町村の部局に相談するか公害部局に公害苦情として相談することができます。一般廃棄物の処理については、市町村が指導することができますので、何らかの対応が可能かと思います。
　一般廃棄物の焼却については、家庭での焼却を控えるように通達が出されましたが、生ごみについてはコンポスト容器等の補助金を出している市町村が多いようです。当然、市町村は生ごみの自己処理についての方法等を指導することになります。