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環境Q&A

LC/MSによる農薬分析 

登録日: 2004年03月31日 最終回答日:2004年04月05日 水・土壌環境 水質汚濁

No.5483 2004-03-31 10:48:16 水道事業者

上水試験法が改正になりLC/MSにより分析しなければならない農薬がありますが検討なされている方いらっしゃいますか?
農薬によっては分解しやすいものもあり一斉分析は厳しいというお話も聞きますがどうでしょうか。
教えて頂けませんでしょうか。よろしくお願いします。

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No.5504 【A-1】

Re:LC/MSによる農薬分析

2004-04-02 09:07:41 大阪府 / 環境ど素人

測定法については、ど素人ですが一斉分析が今後、主流になってくるようです。将来的には農薬取締法、食品衛生法が統一(ポストカラム制度)されて、900項目にも及ぶようです。また、一斉分析には、LC/MS-MSが必要という事も耳にしております。すみません、中途半端な情報で。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。

No.5526 【A-2】

Re:LC/MSによる農薬分析

2004-04-03 15:27:52 JPCCN関西 化情技セ

JPCCN関西 化学情報技術センターの井田です。

LC/MSで農薬を分析したいとのことですが、基本的にGC/MSとの選択のポイントは、試料の沸点との兼ね合いになり、カラムの温度と圧力において、その物質の沸点から十分に高い温度であるかどうかということです。
つまり、以下のような物質は、LC/MSで分析すべき物質であるといえるでしょう。

●分子量が大きく、沸点がきわめて高いか、GCカラム温度で分解する可能性が高い物質(例:マクロライド系農薬、その他抗生物質等)
●塩型の農薬(例:ラウリルベンゼンスルホン酸塩型の農薬、グリホサート・グルホシネートのイソプロピルアミン塩など)
●界面活性剤

分解の問題ですが、比較的化学分解しやすい農薬として考えられるものの代表例としては、有機リン系農薬やピレスロイドが挙げられるでしょう。しかし、実際の分析では、これらの分解のしやすさが深刻な問題となる可能性は低いでしょう。ただし、各農薬の化学的特性が大きくかけ離れたものや、互いに化学反応を起こす性質を有する関係にある物質同士の分析は、ある物質を守ろうとしてもう一方の性質を異にする物質を化学変化させてしまうような場合もないとはいえませんので、そのような場合には同時分析には無理があるかもしれません。

しかし、例えばすべてGC分析が可能な物性を有する有機リン剤とピレスロイドの組み合わせでの一括分析は理論的に可能ではないかと思われます。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。

No.5547 【A-3】

Re:LC/MSによる農薬分析

2004-04-05 22:53:29 駆け出し分析屋

水道法改正関連で、私の会社もあたふたと準備してます。
うちは、LC/MS/MSを購入します。
私は先日から、LC/MS/MS関係の農薬分析の準備をしているので、LC分析に関わる農薬の資料を一から集め中です。
各農薬の物理化学的性質を調べておりますが、
一部項目(トリクロピル、メコプロップ、ダラポン、ジウロン、シデュロンなど)に関して、
なかなかよい資料が見つかりません。
溶解性や分解等、把握しないと仕事が先に進みません(泣)。
何かお勧めの本などあれば、教えていただけないでしょうか。よろしくお願い致します。



回答に対するお礼・補足

MS/MSですか。いいですね。
私どももMS/MSがいいのですが予算上だめみたいです。
どこの機器を購入予定ですか??
直接メールいただけるとありがたいです。
x.atsushi@earth.co.jpへおねがいします

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