一般財団法人環境イノベーション情報機構
正しい食器の洗い方について
登録日: 2004年03月21日 最終回答日:2004年03月22日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.5358 2004-03-21 17:27:51 しんご
エコライフガイドを読んでいて疑問に思ったことなんですが、キッチンでの水の使い方のところ(→http://www.eic.or.jp/ecolife/waterdir/water09.html)
に、食器についた油を紙でふき取ってから洗うか、そのまま洗うかはトータルな環境負荷で考えるとどちらがよいのかは一概には言えないとありました。油を紙でふき取れば、洗うのに使う水の量も減るし下水汚染の防止にもなると思うんです。油をふき取る紙だって、どうせ捨てるつもりの紙を使えばごみも変わらないんじゃないですか?確かに、その紙はリサイクルしにくくなるとは思うけど、水の節約と水質汚染の予防効果を考えると、明らかに油を紙でふき取ってから洗うほうが環境負荷は少ないと思うのですが…どうなんでしょうか?
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No.5361 【A-1】
Re:正しい食器の洗い方について
2004-03-22 09:11:27 法律は難しい (
>明らかに油を紙でふき取ってから洗うほうが環境負荷は少ないと思うのですが…どうなんでしょうか?
「環境負荷」とは、何に対してのことなのでしょうか。
地球温暖化?水質汚濁?天然資源?ゴミ?・・・。
例えば、「オゾン層の破壊係数」が小さい代替フロンは、実は「地球温暖化係数」が大きい、なんてことがありますよね。
笑い話では、「会議資料は全てミスコピーの裏紙を使用すること」と決めたため、ミスコピー用紙の在庫が無くなった時は、わざと新品の紙を一度コピーしてそれをミスコピー用紙として、その裏面を使用する、なんてのもあります。
ただ今回の件は、「リサイクルできず、また新品ではない紙をほんの少しだけ使用する」ということが前提であれば、私も「拭き取り」に賛成します。
余談ですが、油を拭き取った紙は自然発火に注意して下さいね。
回答に対するお礼・補足
早速のご回答、ありがとうございます。代替フロンの件、知りませんでした。そうなんですか、なかなか難しいですね。
No.5362 【A-2】
Re:正しい食器の洗い方について
2004-03-22 10:15:19 papa (
大して違いはないので、あまり些細なことにこだわらなくともいいのではと思います。不景気で節水に努めておられるご家庭や、節水型家電製品が普及してきた影響でしょうか、最近は下水の流入濃度が高くなってきている傾向はありますが。
健康維持の面から考えると
食器に拭き取らなければならないほど油が残るような料理はどう考えてもカロリーオーバーで健康に良いとは思えません。また、食材を残すようでは食事のマナーとしても考え直した方がいいと思います。
グローバルに考えると
食用油の原料となる油糧種子や魚油、動物性油脂の大部分は輸入品です。残して拭き取る、集めてバイオディーゼル燃料にする、というようなもったいない使い方をするよりも、食料として徹底的に利用する方法を考えるべきと思いますが。そういう意味では、拭き取るか、拭き取らないかというようなLCAは「こだわりの重箱の隅」程度の意味しかないと思います。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。そうですよね、残った後の処分方法を考えるよりも、残さないように努めることが大切なんですね。ありがとうございました。
ところで、LCAってなんですか?
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