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環境Q&A

オオタカ保護の法的根拠について 

登録日: 2001年05月07日 最終回答日:2001年05月14日 自然環境 野生動植物

No.53 2001-05-07 13:15:44 嘉門

私は、オオタカなどの猛禽類が好きです。
新聞などのマスコミでは、愛知万博の開発地域にオオタカ等がいた場合は開発を縮小又は中止すべきだと書いているように感じますが、法的根拠はあるのでしょうか。
私個人の調査では、現行法では保護区域以外では傷つけなければ問題にならないように感じています。又レッドデータブックにも法的根拠は無いとの記述があったように記憶しています。
このままでは、法に基づいた処理を行なえば開発OKということになってしまうのでしょうか。

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No.78 【A-1】

Re:オオタカ保護の法的根拠について

2001-05-14 18:25:07 ちしゃ

猛禽類は食物連鎖のピラミッドの頂点に存在するために
自然環境の健全性のバロメーターであることが認識されてきています。

オオタカは「絶滅のおそれのある国内希少野生動植物種」
http://www.env.go.jp/nature/yasei/hozonho/index.html に指定されており、
「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」
http://202.33.38.100/hourei/hourei_all.php3?id=17000060
の保護対象となっています。

種の保存法では、国内希少野生動植物種について、その個体の生息・生育地および一体的に保護を図ることが必要な区域を加えた生息・生育環境を保全するため、必要に応じ生息地等保護区を指定できるとされているほか、捕獲及び譲渡等の規制、保護増殖事業、調査研究等が行われることとなっています。

また、環境庁(当時)では1996年にイヌワシやクマタカ、オオタカの3種を中心とした「猛禽類保護の進め方」という指針を出しています。

愛知万博の環境影響評価については財団法人2005年日本国際博覧会協会のページ http://www.expo2005.or.jp/jp/study/assess.html
や環境庁長官(当時)の意見は
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=1907
で見ることができます。

自然保護関係の法律については
「EICネット エコライフガイドの自然環境の現状」
http://www.eic.or.jp/ecolife/j001.html
「野生生物の減少とは」 http://www.eic.or.jp/ecolife/c016.html#C-28-1
にも概要が掲載されていますし、
(財)日本自然保護協会の猛禽類保護Q&A
http://www.nacsj.or.jp/database/moukinrui/moukinrui-3.html

H.Hiraizumi's Birding Page
http://www.kt.rim.or.jp/~hira/birding/hogo/index.html などでもいろいろな情報があります。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。勉強になりました。

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