一般財団法人環境イノベーション情報機構
CO2換算について
登録日: 2004年03月01日 最終回答日:2004年03月02日 エネルギー 省エネルギー
No.5193 2004-03-01 10:14:01 匿名希望
電気・ガス・水道・灯油・ガソリンに個々係数(0.12・1.8・0.16・0.69・0.64)をかけて環境家計簿をつけています。炭素換算から二酸化炭素換算に変更しつつあると聞きましたが、その時はどのように考え、計算したらよいのですか。計算する際の係数などありましたら、教えてください。又、排出されたCO2をより具体的に表す方法として、45Lのゴミ袋にかさとしてみることもあるようですが、その方法も教えて下さい。
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No.5204 【A-1】
Re:CO2換算について
2004-03-02 15:28:26 少し環境 (
http://www.env.go.jp/earth/kakeibo/kakei.html
http://www.env.go.jp/earth/kakeibo/kakei04.pdf
ガスはLPGと都市ガスでかなり違います。
二酸化炭素についてはメーカーなどのサイトがあります。
http://www.jpairgases.com/jp/business/products/carbon_diox/index.asp
(普通は単純に、摂氏0度、1気圧の炭酸ガス44gで22.4リットルとしてもよいと思います)
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。
No.5205 【A-2】
Re:CO2換算について
2004-03-02 16:00:12 民間担当 (
正式には、排出係数は「炭素換算」で表現され、総量については「二酸化炭素換算」で表現されることになっています。これは、簡単に言うと二酸化炭素は気体であるため、その「状態」を特定することが困難だという理由によるものです。
炭素換算で示した資料もあれば、結果は二酸化炭素で表すのだからということで、親切に二酸化炭素換算係数を示してくれているものがあるというのが実情です。したがって、『変更しつつある』のでなく「親切派」が多くなったということです。
その換算方法ですが、これは炭素分子の質量12と二酸化炭素分子の質量44の比で換算すれば良いのです。つまり、炭素換算で1kgのCO2 排出量は、
1 kg-C × 44/12 = 3.667 kg-CO2
となって、二酸化炭素換算では約3.7kgのCO2 排出ということになります。
>又、排出されたCO2をより具体的に表す方法として、45Lのゴミ袋にかさとしてみることもあるようですが、その方法も教えて下さい。
この件につきましては、上でも言いましたように、「気体」の場合はその温度と気圧の条件によってかなりの差が生じます。ですから、同じ45Lという容積であっても、そこにあるCO2 の量は違うものになります。あくまでも「目安」でしかないので、私はあまりお勧めしません。
それよりも、電気については各電力会社によって年度毎に係数が変わっていますし、ガソリンについても単に消費燃料の量とガソリンのCO2 排出係数から算出しただけでは不十分となります。これからは、エンジンの燃焼で発生するメタン(車種,燃料毎に係数が違います)および亜酸化窒素も計算し、それをCO2 換算することになります(まだ決定はしていません)ので、そちらのウェイトの方が高くなると思います。
回答に対するお礼・補足
知識の少ない私にとって、とても分かりやすかったです。ありがとうございました。
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