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環境Q&A

酸性雨について 

登録日: 2004年01月31日 最終回答日:2004年02月02日 地球環境 酸性雨

No.4869 2004-01-31 20:55:05 永田裕二

酸性雨でアルカリ成分による中和作用を一切受けなかったと予想した時の入力酸性度という考え方がありますよね?
その入力酸性度の計算方法をおしえてください。

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No.4874 【A-1】

Re:酸性雨について

2004-02-01 00:32:18 北海道 / きた

http://www.pref.iwate.jp/~hp0315/ar/ar130828c.htm 「いわての環境」
イオン成分の濃度
pAi pAi=-log([nss-SO42-]+[NO3-])
@ pAiとは、雨水に溶け込んだ硫酸や硝酸がアルカリ成分による中和を全く受けなかったときのpHに相当する値です。
A Aiとはinput acidity(入力酸性度)の略であり、pAiの値が低いほど大気中に放出され雨水に溶け込んだ酸性物質の濃度が高いことになります。
B また、pAiとpHとの差が大きいほど大気中のアルカリ成分による中和の度合いが大きいことになります。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。
ところでこれは、当量濃度で計算するのですか?
それとも、mol濃度で計算するのですか?

No.4878 【A-2】

Re:酸性雨について

2004-02-02 01:02:03 北海道 / きた

よく分かりませんので、調べてください。

http://www.med.net-kochi.gr.jp/tiikihoken/tiken/tiken_h1137.PDF
演題37 高知県における酸性雨調査
主要酸性物質であるnss-SO とNO の当量濃度の和を指数の絶対値で表したpAi値

http://www.ecoclub.co.jp/Rain/report/report.htm
※pAiの定義について
環境クラブがこの「まとめ」で用いているpAiは、原さんが提唱している概念とは、厳密には違う部分があります。
原さんは、pAiの算出に当たって、「非海塩性硫酸イオン濃度」を用いています。これは、硫酸イオンのうち、「海水」由来と思われるものを除いたものです。環境クラブの計算では、「非海塩性」の寄与は少ないと観て、全硫酸イオン濃度を用いています。

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