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環境Q&A

バイオ知的財産の産業化と環境問題解決は共存できるのか? 

登録日: 2004年01月23日 最終回答日:0000年00月00日 エコビジネス その他(エコビジネス)

No.4782 2004-01-23 17:45:50 まなぶ

 初めまして。私は現在大学農学部3年生でバイオ先端技術、具体的にはバイオテクノロジーによる有用微生物の開発やゲノム解析などを専門として勉強をしています。
 日頃研究活動に携わるなかで研究の現場が社会での産業化に非常に疎遠であると感じていたので将来はまずバイオ技術を専門として院に進学し弁理士の資格を取ってバイオ知的財産の社会への還元の掛け橋になりたいなと思っていました。
 私には興味があるテーマが2つあって、それが<生命科学>と<環境問題>なのですが、将来はバイオ技術によって環境問題解決に貢献する自分は橋渡しになるんだ(例えば難分解性物質を分解する微生物の開発によるバイオレメディエーションなどの環境産業)。弁理士として産業化しようと意気込んでいました。
 しかし最近生態学専門の友人からそのような分解微生物などを自然界に放したら生態系は駄目になる。バイオ技術は人口系の中(例えば工場の敷地内)以外では使うべきでは無いと諭されました。他たくさんの友人に本当に環境のことを考えるのならバイオ技術産業化は長期的に見れば環境悪化の手助けだぞと言われました。
 確かに自分でも周囲のバイオ技術研究者は細胞の中を重視し生態システム的な考えが欠けていると感じますし企業は結局儲け第一主義なので、企業にバイオ知的財産を預けることは危険なのかもしれないと感じています。すぐに結果が得られ需要もあるバイオ技術は現在の資本主義システムにうまくマッチしますが、環境問題は資本主義に馴染まないためエコビジネスとは本当のところ環境に優しいのだろうかと考えてしまいます。
 先端バイオ技術と環境問題は対極にあり、本当の意味で共生出来ないのでしょうか?私が将来しようとしていることは間違いですか? 今すごく悩んでおります。
 できれば、共生できる、といった肯定的な納得のいくアドバイスを誰かお願いします。 
 またもし弁護士や弁理士など法律家の方がいらっしゃいましたらそのような仕事をしながら環境に携われるのか?携わっている人はいるのか教えてください。
 またエコビジネスを実際に立ち上げた方がいらっしゃいましたら、私と同じ葛藤を経験していると思いますのでぜひどうやって悩みを解決したのか教えてください。