一般財団法人環境イノベーション情報機構
炭酸ガスからの有機合成
登録日: 2004年01月10日 最終回答日:2004年03月31日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)
No.4575 2004-01-10 17:51:05 ミチコ
化合物内の炭素をすべて炭酸ガスからまかなうようにする場合、ベンズアルデヒド、アセトフェノンはどのようにして合成するべきなんでしょうか?
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No.4615 【A-1】
Re:炭酸ガスからの有機合成
2004-01-13 13:38:18 こん (
炭酸ガスを減らす目的とすれば、現状の技術では、人工合成するのにむしろ炭酸ガスをよけいに発生させることになるかもしれません。
生物による炭酸同化作用を利用するのもあるかもしれません。
ご質問の目的に合わせて、まずご自分であるところまで調べて、その上で具体的な質問にすると良いと思います。
回答に対するお礼・補足
私の質問への回答、ありがとうございました。
私は今、大学でグリーンケミストリーの勉強をしており、温暖化の原因のひとつである二酸化炭素をうまく利用するにはどうしたらいいかを考えていたのです。なんとか友人や先生にも質問して解決する事ができました。
No.5478 【A-2】
Re:植物の生合成能力を借りる
2004-03-31 01:00:26 JPCCN関西 化情技セ (
>化合物内の炭素をすべて炭酸ガスからまかなうようにする場合、ベンズアルデヒド、アセトフェノンはどのようにして合成するべきなんでしょうか?
収量は少ないですが、植物の生合成能力を借りるのが、この命題を満たすには最も手っ取り早い手段かもしれません。
具体的には、アーモンド種子内でアミグダリンを合成させ、生アーモンドを粉砕後、自ら持つ酵素または酸の作用で配糖体を分解すると、ベンズアルデヒドが得られます(ちなみに、中華デザートで有名な杏仁豆腐の香りは、実はこの香りです)。
アセトフェノンは、肉桂などに含まれるスチレンを抽出し、水の付加、二級アルコール(1-フェニルエタノール)の酸化を経ると合成できるものと考えられます。
いずれもあまり現実的ではないかもしれませんが、このような面白い考え方もあるのだととらえていただくとよいかと思います。
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