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環境Q&A

非イオン界面活性剤! 

登録日: 2003年12月24日 最終回答日:2003年12月26日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.4422 2003-12-24 23:19:16 705

春より改正される上水試験法に,新規項目として非イオン界面活性剤が追加されます.
私は水質分析を行う企業に勤めており,この項目を担当します.化学科卒ではないため,化学基礎がないまま,見よう見まねで操作しております.

試験方法は,固相抽出-吸光光度法です.
試験法の通りに操作をおこなってみたのですが,固相抽出の段階で目的成分を抽出することができず,検量線がひけません.
(濃度別に調整したはずの標準液が全て濃度0になるのです.固相抽出操作抜きで行うと,きちんと検出されます.)

よい操作方法,または良い固相ディスク(カートリッジ)等御存知でしたらお教えください.

素人なもので,的確な情報をお伝えできずにすみません.
よろしくお願いいたします.

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No.4441 【A-1】

Re:非イオン界面活性剤!

2003-12-26 11:47:37 埼玉県 / なかよし

>(濃度別に調整したはずの標準液が全て濃度0になるのです.固相抽出操作抜きで行うと,きちんと検出されます.)
>
>よい操作方法,または良い固相ディスク(カートリッジ)等御存知でしたらお教えください.

非イオン界面活性剤の標準液を固相カラムに通液した後、固相カラム内の水分を通気乾燥させます。この際、十分に通気乾燥させないとトルエンによる抽出率を悪くします。通気乾燥の方法としては、窒素ガスを固相カラムに接続し20から30分程度の乾燥時間を与えた方が良いです。ただし、窒素ガスの流量に応じて時間調整を行って下さい。
次に、通気乾燥が終わりましたらトルエンを固相カラムに流し込みます。この時、バックフラッシュ(標準液を通液させた方向と向きが逆になります)させてメモリ付き試験管に5ml受けます。
 固相カラムとしては、バックフラッシュ可能なタイプが良いでしょう。例としては、ウォーターズ社のSep-Pak Plusカートリッジで、充填剤としてはODSかSDBが良いでしょう。

回答に対するお礼・補足

なかよし様

お返事ありがとうございます!

固相カラムは,GLScienceのC18を用いて試験をおこなっていました.

標準液を固相カラムに通液した後は,3分〜5分程度通気(窒素などのガスは使わず)し,その後乾燥器(40℃,20〜30分)で乾燥させていました.
乾燥後は,ディスクを反転させ,標準液とは逆向きで通液をおこなっていました.

乾燥方法が不適切なのでしょうか?
固相カラムは,ディスクよりもカートリッジのほうがいいのでしょうか?

御紹介いただいた固相カラムは,上司にも相談しまして検討させていただきます.
ありがとうございました.

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