一般財団法人環境イノベーション情報機構
下水処理施設標準活性汚泥法 生物相について
登録日: 2022年02月03日 最終回答日:2022年02月06日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.41942 2022-02-03 10:36:41 ZWlab3b 水質分析担当
管理する下水処理施設で見たことの無い形状を示す、エピスティリスの群体を確認しました。その発生要因や同じような経験があれば、ご教示をお願いしたく質問致します。
反応タンク混合液及び処理水中にエピスティリスの巨大な群体(絡みあったような形状)が、目視で確認できる大きさ(1cmを超える程度のものまでいます)で存在するような状況がありました(今現在はありません)。エピスティリスは解体気味になると群体が増えるとの認識はありますが、そこまで巨大な物の発生は別要因ではないかと思います。
処理状況的に処理は良好で解体が進行している状況ではありません。ただMLSS計など水中に浸漬するセンサーに生物の付着量が増える状況はありました。それらが剥離したのかとも考えますが、そのような状況の発生要因を知りたいところです。流入基質変化、誘起水温帯などあるかと思いますが、ご教示をお願いします。
総件数 1 件 page 1/1
No.41947 【A-1】
Re:下水処理施設標準活性汚泥法 生物相について
2022-02-06 13:56:54 papa (ZWlfe45
縁毛類がたくさん出てくるというのは、食性から見ると浮遊性細菌が多いいということなので
必ずしもフロックが解体というわけではありません
SRTが長くなるとFM比が低下して減少すると思います
解体時は外見からも検鏡からもフロックがバラバラ、SVIの異常低下などで判断できると思います
原生動物の消長は成り行きと割り切って、フロックの凝集状態を注意深く観察してゆくことが必要と思います、経験上ですが水温に依存することはあまりないように思います
標準法でもODでも運転初期にはよくある現象ですがほとんどの場合しばらくすると見つからなくなりました
きれいな状態で撮影できるなら今のうちに撮影すると
子供たちが喜んで見てくれます
回答に対するお礼・補足
回答頂きありがとうございます。
『原生動物の消長は成り行き』とは正に活性汚泥処理の本質を捉えた、ご意見だと思います。フロックの凝集性に注意を払いたいと思います。
総件数 1 件 page 1/1