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環境Q&A

水質汚濁防止法 総量規制基準について 

登録日: 2020年05月10日 最終回答日:2020年05月12日 水・土壌環境 水質汚濁

No.41594 2020-05-10 13:10:22 ZWlfd2 かん

下の式で求められる総量規制基準について2つ教えていただきたいことがございます。
(基本式)L(総量規制基準 kg/日)=C(濃度 mg/L)×Q(特定排出水 m3/日)÷1000

@総量規制という言葉だけを聞いたとき、基準値は一日の排出水量によらず一定の値だとイメージしました。つまり、基準値を守るためには濃度を下げるor濃度は一定でも排出量を減らすことで負荷量の総量を下げる必要がある思ったんです。
しかし実際は、排出水量が仮に2倍になれば基準値も2倍にあまくなります。
ということは、排出量はどれだけ増えても構わないし、負荷量の総量がどんどん増えても規制されないということですよね。
なので、結局は濃度を規制していることと変わりないのではないかと思ってしまいました。
どうしてわざわざ「総量」規制なんていうのでしょうか。時期によってC値が変わるからでしょうか。

A業種によってC値が異なるのはなぜでしょうか。
海域の水質管理を目的としていると思うのですが、海に流れてしまえば一括りのCODとして計算してしまうのになぜ異なるのかなと思いました。
同じCODでもその由来によって、自然界で分解され難さが異なるからでしょうか。

以上よろしくお願い致します。

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No.41596 【A-1】

Re:水質汚濁防止法 総量規制基準について

2020-05-12 13:09:23 東京都 / こん (ZWl144

質問の意味がよく解りませんが、概要は大旨法令に書いてあるのではないかと思います。
排水基準のみでは環境基準が守れそうにない場合に、負荷総量でも考えようと言うことで、実際には個々の特定事業所にも規制基準を設けるということかと。
また、特定施設の届け出には使用方法とか汚染状態とか汚水量なども含まれています。
業種によって違うのも法に触れてありますが、技術、能力、規模・影響の程度、実現可能性なども総合的に勘案して決められることになっています。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。
文章力がなく申し訳ありません。

『排水基準のみでは環境基準が守れそうにない場合に、負荷総量でも考えようと言うことで、実際には個々の特定事業所にも規制基準を設けるということ』
この部分がよく理解できないんです。

買い物に例えて、
負荷総量=総支出
排出量=買い物回数
濃度=1回あたりの買い物金額
とします。

負荷総量の規制=総支出の規制と私はイメージしています。
1日の支出額を1万円と規制したとすると、総支出も制限できます。
しかし、1回あたりの買い物金額を1000円に規制しても、総支出は制限できませんよね?
総支出の規制がないのに、なぜ『総量』規制と言うんだろうと思んです。

『業種によって違うのも法に触れてありますが、技術、能力、規模・影響の程度、実現可能性なども総合的に勘案して決められることになっています』
この部分は理解できました!ありがとうございます。

No.41597 【A-2】

Re:水質汚濁防止法 総量規制基準について

2020-05-12 15:16:29 東京都 / こん (ZWl144

1日の汚濁負荷量=総量 が規制対象です。
再掲「特定施設の届け出には使用方法とか汚染状態とか汚水量なども含まれています」

回答に対するお礼・補足

再びの回答ありがとうございます。
届出の内容については承知しております。

『1日の汚濁負荷量=総量 が規制対象です』
→排出量が2倍になったら、比例して規制される汚濁負荷量も2倍になりますよね?


No.41598 【A-3】

Re:水質汚濁防止法 総量規制基準について

2020-05-12 16:44:54 東京都 / こん (ZWl144

どう説明するのか戸惑いますが。
届出というのは、設置時のことで、設計図などもあるでしょうし、査察等もあります。実態はそれより少ない場合もあるかもしれませんが。
とにかく規制は総量です。規制する総量はどうやって決めるか。規制すべき濃度とその事業所の届け出排出量から決めるのがいいのでは。(実際は役所に問合せを)
規制濃度より実態が低ければ問題ないですし、排出基準を守るのがやっとで排出量も届け出と同等であれば、なんとか排出量をへらすか濃度を下げる工夫が必要。

回答に対するお礼・補足

L(総量規制基準 kg/日)=C(濃度 mg/L)×Q(特定排出水 m3/日)÷1000

一番始めにも書いたのですが、規制すべき総量には計算式があります。
また、その式に導入する排出量は届け出時に記載した排出量ではなく、
実際の排出量です。
それを把握するために『汚濁負荷量測定手法届出』を提出することになっています。
年に一回、環境相主体で取りまとめもしています。(ちょうど今、地方自治体で各事業所のデータを取りまとめている最中です)

私はこの規制を守るためにどう運用するかではなく、この規制の意味合いが分からないのです。



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