一般財団法人環境イノベーション情報機構
焼却灰の強熱減量による水和物の影響
登録日: 2020年03月07日 最終回答日:2020年03月14日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物
No.41554 2020-03-07 12:35:25 ZWlfc19 yuuki
焼却灰の強熱減量を算出するにあたって。
本来は未燃炭素分を測定したいが、
焼却灰に水和物が存在してしまい、強熱減量が高めに出てしまうと論文にありました。
”清掃工場焼却灰に含まれる水和物が熱灼減量に与える影響”
電気炉で熱すれば、水和物であろうというものが存在するかしないか想定できますが、
それ以外で焼却灰に水和物があるかないか判定する手法など御座いますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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Re:焼却灰の強熱減量による水和物の影響
2020-03-14 07:03:19 たそがれ (ZWla61d
少し水和物の定義を確認してみるとかなり曖昧なことがわかりましたが、ここでは無機塩の結晶水とします。含まれるであろう水分は結晶水以外に吸着水等もあり、その中で結晶水のみを測定することは難しいと感じますが、とりあえず以下のような文献がありました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bunsekikagaku1952/9/5/9_5_456/_pdf/-char/ja
ですが・・・
焼却灰に水が吸着されていたり、結晶水が存在していれば強熱により有機物とともに水蒸気として飛んでいきますので減量分は多くなるのは当然ですが、貴殿も電気炉加熱により確認できることを認識されているように焼却という工程により水和物はなくなっているはずです。また、その後の保管中にわずかに吸着した水分が強熱減量に寄与したとしてもむしろ当然のことだと考えます。
回答に対するお礼・補足
ご回答の程、有難うございます。
論文の方、拝見いたしましたが、大変わかりやすく理解いたしました。
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