一般財団法人環境イノベーション情報機構
水蒸気の温室効果について
登録日: 2020年02月17日 最終回答日:2020年02月20日 地球環境 地球温暖化
No.41538 2020-02-17 23:02:40 ZWlfc40 ねこ
地球環境センターの水蒸気の温室効果についての説明で、
『水蒸気はすべての波長の赤外線を吸収するわけではなく、
15マイクロメートル付近の赤外線はCO2によってよく吸収されます』
とありました。
が、下記のサイトを見ると、そのようには見えません。
また、水蒸気による温室効果の寄与割合にも、差異があるように見えます。
なぜこのような差異が生まれ、また、どちらが正しいと考えられるのでしょうか。
https://green.ap.teacup.com/pekepon/2258.html
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No.41539 【A-1】
Re:水蒸気の温室効果について
2020-02-18 10:21:17 こん (ZWl144
水蒸気と二酸化炭素の比較というのは、温暖化対策という点では本論ではなく諸情報という感じに思われます。
読む方で注目するような意見が出たら、さらに情報を集め、比較し、その中で判断していくのがいいと思います。
No.41541 【A-2】
Re:水蒸気の温室効果について
2020-02-20 09:26:19 まるに (ZWl992c
そもそも論として、どのような仕組みで温暖化が進行するのかというと、「地球から逃げるエネルギー」が、温暖化ガスと呼ばれる物質で逃げにくくなっているというものです。その「地球から逃げるエネルギー」は、主に赤外線という形で逃げていきます。
この、地球から逃げるエネルギー(赤外線)を逃げにくくしているものが、水蒸気であり、二酸化炭素というわけです。さらに水蒸気は、地球から逃げるエネルギーを逃げにくくしていますが、地球上にもともとあって、その変化は少ないということです。
指摘の図では、地球から逃げようとするエネルギーを「地表における値」、実際に逃げているエネルギーを「大気上層における値」であらわしています。
よって、『水蒸気はすべての波長の赤外線を吸収するわけではなく』といった表現は、(地球から逃げようとしている)エネルギーを、水蒸気のみが吸収しているわけではないといった意味ではないでしょうか。
また『15㎛付近の赤外線はCO2によってよく吸収されます』といった表現は、図の13〜18㎛付近で、「大気上層における値」の曲線に落ち込みがある(赤外線が吸収されたために、エネルギー流出量が減っている)こと意味しています。13〜18㎛付近では、CO2 が赤外線を吸収している(エネルギーを逃がさないようにしている)ということです。
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