一般財団法人環境イノベーション情報機構
溶出試験(環告13号)に用いる濾紙について
登録日: 2018年10月21日 最終回答日:2018年10月21日 ごみ・リサイクル ごみ処理
No.41206 2018-10-21 15:55:34 ZWlf933 初心者
廃棄物の埋立判定基準を評価する溶出試験(環告13号)では、溶出液を濾過する際に、1.0µmの濾紙を用いることが規定されているかと思います。
しかし、論文によっては環告13号を実施し、環告46号で使用されている0.45µmのメンブレンフィルターで溶出液を濾過しているものも見受けられます。
環告13号を実施しているのに、あえて0.45µmのメンブレンフィルターを使用している理由はあるのでしょうか?
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No.41207 【A-1】
Re:溶出試験(環告13号)に用いる濾紙について
2018-10-21 18:45:14 black (ZWld48
平成25年の環告13号改正に際し、
ろ紙の孔径(1μm OR 0.45μm)についても検討がなされたようです。
https://www.env.go.jp/press/files/jp/20578.pdf
https://www.env.go.jp/press/files/jp/20579.pdf
https://www.env.go.jp/press/files/jp/20580.pdf
孔径については結局、従来の1μmのままとなりました。
「産業廃棄物の検定方法に係る分析操作マニュアル」にも同様の記載があります。
https://www.env.go.jp/recycle/misc/sanpai_kentei/ao_manual.pdf
現状では、
廃棄物については1μm(環告13号)
土壌については0.45μm(環告46号)
と異なったままです。
あえて0.45µmを用いている試験については、このあたりの意図・思惑があるのかもしれません。
回答に対するお礼・補足
溶出試験の改正にかかる背景を教えて頂き、ありがとうございます。
試験の目的は異なっていても操作が似ている試験ですので困惑しておりました。
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