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環境Q&A

廃棄物の自家処理論でだまされた気分 

登録日: 2003年11月21日 最終回答日:2003年12月06日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.4054 2003-11-21 10:31:41 焼却炉担当者

焼却炉メーカーの主張とそれにだまされた?弊社の社長に納得いきません。

焼却炉メーカーの主張
「廃棄物の自家処理論」は日本以外の先進諸国では当たり前。
将来、日本もそうなります。

といいながら、弊社の焼却炉(焼却能力33kg・火床面積2.1u)で燃やせるのは「紙くず、木くず」だけ。
一番燃やしたい「廃プラ、廃油、繊維くず」はNG。
現在、たいした量を自家焼却していないので焼却炉コストシミュレーションはまっ赤、赤。
(=廃棄物処理を外部委託したときのコストより、ダイオキシン類測定コストの方が上)

ソリューション
1:焼却炉をヴァージョンアップ(変更手続き・設備投資)してじゃんじゃん燃やす(廃棄物処理業に着手)
2:焼却炉の一時停止(廃止)
3:その他

と考えらるソリューションがよくわかりません。

今後の焼却炉についてどう考えておいたらよいのか
ご教授いただけたら幸いです。






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No.4205 【A-1】

Re:廃棄物の自家処理論でだまされた気分

2003-12-06 11:04:10 だい

自家焼却は一般的には委託処理より不利だと思います。
(燃やす廃棄物がよほど大量の場合以外)
御社の廃棄物処理を検討する際にコスト計算で判断するのが良いと思います。
1.自家焼却のコスト
・焼却炉の維持管理に係る費用(補修、燃料等)
・ダイオキシン類等の測定費用
・担当者の人件費
・測定結果が基準を超過し、再測定・設備改善が必要に なるリスクあり(企業イメージダウン)
・焼却灰、ばいじんの処理費用
2.委託処理のコスト
・年間の排出量から算出する委託費
・社内の改善で排出量が減れば委託費も安くなる(自家焼却は量の増減はコストにあまり関連しない)
上記を比較しリスクを考え多少のコスト高でも委託したほうが安心。
国の考えは、「自家焼却をやめさせ設備の整った施設に集約し国全体のダイオキシン類発生量を削減したい」だと思います。

回答に対するお礼・補足

だい様

ご回答ありがとうございます。
コストシミュレーションでだいぶスッキリしてきました。

「国の考え」は大変ありがたいのですが、
「設備の整った施設」にするための投資をして、
「ダイオキシン類」の発生量を基準値以下にして、
廃棄物の量を減らしてあげている。
そして、今はコスト高赤だけど、『いずれ』困るときがきてその時設備するよりは絶対安く済み、結局は黒になる、
と弊社のトップは考えているようです。

その『いずれ』に悩んでいます・・・
『いずれ』は焼却炉メーカーのセールストークにもあったようです。
今、それがいつなのか、焼却炉メーカーに明確にさせています。

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