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環境Q&A

T-Nの計算方法についての疑問 

登録日: 2015年01月14日 最終回答日:2015年01月17日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.39957 2015-01-14 09:38:14 ZWlf137 kiri_hide

標記の件ですが、現在、外注している排水分析を自社でやることになりクロスチェックを行っています。

その中で、T-Nの値のみ数値が自社の方が低く出ておりました。

そこで、計算の違いがあるのではと考え、おそらく、その計量証明事業者が採用しているであろう数値を代入し、計算をしたところほぼ、変わりない数値が出てきました。

T-Nは以下の計算で求まるかと思います。

T-N=[(測定値-BL値)×25/1000]×60/25×1000/50

委託先の計算は以下の通りと推定されます。

T-N=[(測定値-BL値)×30/1000]×60/25×1000/50

委託先の計算では検液中のT-N量が30mLで評価されており若干高い数値となっているわけです。
恐らく、pH調整に用いている1+16塩酸の量を加えてのことだと理解されますが25mLの分解液・標準液を分取しているますし、標準液系列にも同等に1+500塩酸を加えているので相殺されるので誤りだと考えます。

この計算を環境計量士の上司に説明しても理解不能のようで困っています。まずは、私の判断が誤りでなければ、説得したいと考えますが実務経験がない方だけに困っています。

また、委託先に指摘することが可能ならば、さかのぼってデータを修正させたいと考えておりますが可能でしょうか。

以上、ご意見、ご指導いただきたく思います。

kiri_hide

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No.39960 【A-1】

Re:T-Nの計算方法についての疑問

2015-01-17 22:22:19 筑波山麓 (ZWl7b25

「kiri_hide」さんへ。

T−Nの試験方法は、下記のように多々ありますので、試験方法を指定してあげなければ、回答しにくいと思います。
http://www.toraytechno.co.jp/technical_information/pdf/0701.pdf

質問の内容から、おそらく下記の方法であろうと推測して回答します。
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/learning/siryou/bunseki/riyou06.pdf

T-Nは、「N(mgN/L)=a× 60/25 × 1000/50」で算出します。委託先の計算式「T-N=《 (測定値−BL値)×25/1000》×60/25×1000/50」から、全窒素量aは、=《 (測定値−BL値)×25/1000》で算出していると推測されますが、ここから先の計算式の根拠は委託先にお聞きください。

回答に対するお礼・補足

筑波山麓様

早々なご回答ありがとうございました。

試験法のご指摘ありがとうございました。
試験法は、JIS k0102 45.2 の紫外吸光光度法です。
ちなみに検量線の標準系列は、0.2,0.4,1.0,2.0μg/mLで作成しています。

>全窒素量aは、=《 (測定値−BL値)×25/1000》で算出していると推測されますが、ここから先の計算式の根拠は委託先にお聞きください。

この計算式が正しいとすれば、検算結果、《(測定値-BL)×30/1000》で計算していることが、推察できるので委託先にどのような計算をしているか聞いてみるようにしたいと思います。

試料については、容器に必要量採取後、撹拌し均質化を行い、自社と委託先に供しておりますので、著しい測定値の差異は生じないと考えていますので、大変参考になりました。

御礼申し上げます。

kiri_hide

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