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環境Q&A

ばい煙発生施設の窒素酸化物濃度の上昇理由 

登録日: 2014年02月26日 最終回答日:2014年02月27日 大気環境 大気汚染

No.39620 2014-02-26 09:54:28 ZWl4611 匿名

お世話になります。

溶剤を蓄熱式排ガス処理施設で処理し、大気へ放出する設備の窒素酸化物濃度を定期的に測定しています。
灯油を使用した処理施設です。
蓄熱式ですので設備内の溶剤量が多いときは自燃状態になり、灯油はほとんど使用せずにすみます。

燃焼状態により、窒素酸化物濃度が大きく変化することが連続測定で判明しました。
自燃状態の場合は窒素酸化物濃度が小さく、灯油燃焼状態の場合は大きくなる、という傾向にあります。燃焼温度との相関はほとんどありません(炉内燃焼温度を下げると、自燃になることが多いのでNOxは下がります)。

モノの本を見ますと、NOxにはフューエルNOxとサーマルNOxがあり、高温燃焼になるとサーマルNOxが大きくなること、燃焼原料中にN分が多いとフューエルNOxが大きくなることが示されていますが、燃焼温度との相関がなく、N分のほとんどない灯油を使用しているためこれらの原理からは上昇の理由が断定できません。

何故、自燃状態の場合は窒素酸化物濃度が小さく、灯油燃焼状態の場合は大きくなるか、何か知見をいただければと思います。
よろしくお願いいたします。

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No.39622 【A-1】

Re:ばい煙発生施設の窒素酸化物濃度の上昇理由

2014-02-26 16:42:47 たる吉 (ZWl47e

>モノの本を見ますと、NOxにはフューエルNOxとサーマルNOxがあり、高温燃焼になるとサーマルNOxが大きくなること、燃焼原料中にN分が多いとフューエルNOxが大きくなることが示されていますが、燃焼温度との相関がなく、N分のほとんどない灯油を使用しているためこれらの原理からは上昇の理由が断定できません。
>
>何故、自燃状態の場合は窒素酸化物濃度が小さく、灯油燃焼状態の場合は大きくなるか、何か知見をいただければと思います。
>よろしくお願いいたします。

送気量が変わってませんか?
自燃と灯油燃焼時の空気比をみてみては?

回答に対するお礼・補足

たる吉様
早速のご回答ありがとうございます。
炉内への燃焼空気送気量は確かに変動します。ただ、ある一定以上を保っており、NOxとの相関は確認されません。
空気比についてですが、排ガス中の空気比は変化あります。空気比とNOxとの相関を調べましたがないようです。NOx濃度を表す計算式にO2も含まれますので、ある程度影響はしてると思いますが、実測NOx濃度の影響が大きいようです。
ただ、バーナーの燃焼空気比については疑問の余地があります。
設備メーカーに一度バーナー空気比の調整をお願いしてみましたが、炉内圧に負けないような空気量を確保しているので変更できない、とのことでした。

重ねてご意見をいただきたいのですが、例えばバーナーのところで空気比が大きいor小さいと、NOxに大きな影響がありますか?

No.39624 【A-2】

Re:ばい煙発生施設の窒素酸化物濃度の上昇理由

2014-02-27 07:55:44 たる吉 (ZWl47e

・・・おっしゃる「モノの本」を読んでみてください。
間違いなくサーマルNOxです。
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=959

回答に対するお礼・補足

重ねてご意見ありがとうございます。
間違いないですか・・・
もう一度設備メーカーに問い合わせてみます。
ありがとうございました。

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