接触曝気槽の再稼動について
登録日: 2013年06月13日 最終回答日:2013年06月18日 水・土壌環境 水質汚濁
No.39227 2013-06-13 16:52:53 ZWledc こーじ
10年前に供用開始した接触曝気槽内の点検を行なうのですが、点検を終了したあとどのように立上げすればいいのか教えていただけないでしょうか。
この施設は日の流入量が生活排水10㎥、BOD約200mg/lの排水処理で、フローとしては、
流量調整槽(槽容量25㎥)、接触曝気槽1系のみ(槽容量20㎥)、沈殿池、消毒槽となっています。また、沈殿槽底部に溜まった汚泥はエアリフトポンプで引抜き汚泥ピットに移送します。
今回の点検では、接触曝気槽内の接触材、散気管、逆洗管を引き上げ点検を行い、その間に槽内を空にし壁面を洗浄する作業を行なうのですが、接触材の点検で生物膜を全て剥がしてしまうと、立上げにかなり時間を要するのではと心配しています。
このような作業を行なう場合はどのような手順で行なえば早く処理を安定させることができるでしょうか。
*今の計画では、稼動時に接触材から剥れた汚泥の一部を接触曝気槽 に戻すことになっています。
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No.39236 【A-1】
Re:接触曝気槽の再稼動について
2013-06-16 22:42:16 風林火山 (ZWl8e32
接触材の破損や曲がりなどは生物膜を剥がさずとも確認は出来ますから無理に剥がす必要は無いと思います。(小さなひび割れまでは確認できませんが)
20m3程度の槽内の高圧洗浄なら2時間もあれば十分ですからその間、生物膜をなるべく剥がさないようゆっくり引き上げて立てかけておけばよいと思います。
2時間くらい陸に上げても微生物は死にません。
洗浄後またゆっくりとセットして水張りすれば問題なく立ち上がります。
また、再稼働時に剥離汚泥を接触槽内に戻してもあまり意味はないと思います。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
浄化槽メーカーに確認したところ「剥離汚泥を槽内に戻すと立ち上がりが早い」との話しだったのですが、戻さない方がいいみたいですね。
接触材の洗浄については、全て剥がさなくてもいいように客先に相談したいと思います。ただ、曝気槽内の水を全て抜いた後、壁面洗浄とコンクリートの強度試験を行うこと、曝気槽の構造上、接触材の出し入れに時間がかかりそうなことから、槽内の水抜きから水張り完了まで6〜7時間くらいかかりそうです。
そのような場合は、洗浄作業中に接触材が乾燥しないように30分に1回程度水をかけるようにすれば、生物の死滅を防ぐことができるでしょうか?
No.39249 【A-2】
Re:接触曝気槽の再稼動について
2013-06-18 22:06:27 風林火山 (ZWl8e32
7時間ほど作業するのなら私だったら数枚づつロープで束にして沈殿槽に吊り下げて浸けておきます。管理者が沈殿槽に浸けるのを嫌がる場合は流調に浸けます。
剥離汚泥を曝気槽に戻すのは意味がないと書いたのは接触材の生物膜を剥がさないという前提ですので、管理者の意向でどうしても剥がさなければならないのならメーカーのアドバイスに従えばよいと思います。それでも気休め程度でしょうが。
回答に対するお礼・補足
再びの回答ありがとうございます。
沈殿槽や流量調整槽に漬けておけないか早速検討してみたのですが、調整槽の開口部が小さいことや沈殿槽にも内部に色々配管がある関係で、漬けておくことはできない状況です。
*接触材は縦横1m、幅0.5mの板状の物が15個くらい入っています。
接触材を引上げている間、残った生物膜に水道水を定期的にかけるくらいはできそうですが、やっぱり剥がした生物膜を曝気槽に戻そうかと思っています。
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