一般財団法人環境イノベーション情報機構
吸収源対策について
登録日: 2003年11月08日 最終回答日:2003年11月09日 地球環境 地球温暖化
No.3920 2003-11-08 21:55:58 kei
地球温暖化と森林について勉強しているのですが、日本の吸収源対策にはどのような問題点があるのでしょうか?
自分なりには、
・育成林の100%に整備を行う目標は可能?
・伐採量3400万m3の目標は可能?
・森林経営をどう説明するか?
・吸収源3.9%に頼りすぎではないか?
などを考えています。
あと、他の先進国の現状や対策を教えていただけないでしょうか。
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Re:吸収源対策について
既に検索されているでしょうがこの様なサイトが有ります。http://www.ffpri-skk.affrc.go.jp/co2/co2_mokuji.html
>・育成林の100%に整備を行う目標は可能?
>・伐採量3400万m3の目標は可能?
>・森林経営をどう説明するか?
日本の林業政策経緯を考えると実現可能かどうか容易に判断できます、温暖化以前に森林経済の根幹部分が破綻しています。
>・吸収源3.9%に頼りすぎではないか?
「はじめにこの数値ありき。」と言う事です。頼らざるを得ないと言う事でしょう。
立木単位のバイオマスの炭素量はかなり正確に破壊検査が行われ評価できる数値が確定していますが、問題なのは腐生菌・木材腐朽菌類やバクテリア等による分解数値、生育中の樹木に対する病原菌類、内生・外生菌根菌の二酸化炭素排出量が正確に算出されていない事で、結果的に詳細に森林を研究すると限りなくカーボンフリーの状況が見えて来ると思います。
国内、海外の考え方も政府、団体、企業、人によって様々です。今更後に引けない日本なのですが個人的には森林に頼らず基本的排出部分の改善に努力した方がよろしいと思うのですが。
回答に対するお礼・補足
ひげさん、ありがとうございます!とても参考になりました。
確かに吸収源は保険として考えるほうがいいのかもしれませんね。
他の先進国の現状や対策の詳しい情報もおねがいします!
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