計量証明の分析対象物質について
登録日: 2013年04月15日 最終回答日:2013年05月05日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.39135 2013-04-15 16:46:35 ZWldcb 環境四郎
現在pH、BOD、SSの項目で細々と計量証明事業を行っております。このたび分光光度計を購入したためT-N、T-Pの項目を追加したいと思うのですが登録に際した分析対象物質名は、「窒素含有量・燐含有量」か「全窒素・全りん」かどちらが適切でしょうか。
また、ばっ気槽中の活性汚泥浮遊物(MLSS)は計量証明の分析対象物質として登録できるのでしょうか。
素人な質問大変申し訳ありませんが、どなたか回答頂けると喜びます。
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No.39136 【A-1】
Re:計量証明の分析対象物質について
2013-04-17 17:31:01 テトラ (ZWl8341
計量証明事業において、どのような「対象物質名」を、どんな「測定分析方法」で測定するのか?を「計量証明事業規定細則」に登録する際の判断に関する質問でしょうか?
計量証明事業に携わって居られるにしては、少々心もとない質問Qで、
辛口のご意見も投稿…されるかとは思いますが、計量証明の報告書を受け取られる側にもあまり説明されず、認識されていない内容なので、
この「環境Q&A」を見られる一般の方々にとっても、詳しく知りたい内容ではないでしょうか?
計量管理者をされているならば当然知っているべき内容となりますが、
◆「窒素含有量・燐含有量」は、
<排水基準・特定地下浸透水・地下水の浄化基準等・下水の水質・土壌汚染対策の地下水基準>を測定する場合であり、
◆「全窒素・(全りん)全燐」は、
<生活環境の保全に関する環境基準(水質汚濁に係る環境基準について)>測定する場合の「対象物質名等」となります。
◆活性汚泥浮遊物(MLSS)は「計量法第107条の登録対象の物質ではない」と判断されます。
小規模の事業所では、採算を考えるあまり、業界団体に所属せず、計量関係の最新情報に接しないまま運営されているケースもあるかと思います。
しかし、計量証明事業を運営する以上は、最低限、一般社団法人 日本環境測定分析協会(JEMCA)の会誌「環境と測定技術」(月刊)程度は必要でしょう。
JEMCA:一般社団法人日本環境測定分析協会
→ http://www.jemca.or.jp/info/index.html
私も、以前に携わった計量事業所で、経営者が採算重視するあまり、購読出来なかったので、困り果て自費でこの会誌を取り寄せていた時期があります。
この会誌には、個人活動では収集できかねる技術論文、委員会等の調査報告、環境測定分析に関係する官報の抜粋等の行政情報や、計量対象物資名等及び計量の方法と機器または装置…等が掲載され、
必要とあれば、「一般市民等の皆様からの電話や電子メールによる環境測定分析に係るご相談を受け付けております」とのことです。
上記会誌を熟読され、それでも判断しかねる場合には、管轄されている都道府県の計量検定所に相談されるのが良いと思います。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
以前、排水処理設備の維持管理業務を担当していた時期に
水質分析を数社に依頼しておりましたが、T-N、T-Pの表記に違いがあったり
MLSSは計量証明書に記載されていたため、実際自分が計量証明事業の担当するに当たり迷ってしまい安易に質問してしまいました。
また、日本環境測定分析協会については、まだ小規模な事業所であるため経営者が入会を渋っている状況です。しかし、会誌だけでも購入できるのであれば購読しようと思います。
貴重なご回答ありがとうございました。
No.39143 【A-2】
Re:計量証明の分析対象物質について
2013-04-22 15:30:49 てぃーだ (ZWld90
No.26292 大腸菌群と大腸菌群数について
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=26292
同じ分析方法でありながら、分析項目の名称が異なる等が紹介されています。
また、計量法では、対象となる「物質の状態量」、「計量単位」が定めれ当ています。
参考にしてください。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
過去のQ&Aをもっと調べてみようと思います。
No.39166 【A-3】
Re:計量証明の分析対象物質について
2013-05-05 13:54:46 筑波山麓 (ZWl7b25
>また、ばっ気槽中の活性汚泥浮遊物(MLSS)は計量証明の分析対象物質として登録できるのでしょうか。
>素人な質問大変申し訳ありませんが、どなたか回答頂けると喜びます。
ホームページ作成に疲れ、また、一段落したので、久しぶりに回答します。
現在は、ネットでの資料収集体制が整備され、公益に関するものでしたら、大半が無料で提供されています。(一社)日本環境測定分析協会の「「2012年度版 計量証明対象物質名等及び計量の方法と機器又は装置」でしたら、下記のURLで入手できます。
http://www.jemca.or.jp/info/information/attach/2012-standard.pdf
ここの38頁に、全燐、全窒素が分析方法と一緒に記載されています。
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
また、資料も大変参考になりました。
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