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環境Q&A

シアンの分解温度 

登録日: 2012年06月18日 最終回答日:2012年06月19日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.38467 2012-06-18 14:47:06 ZWle751 かさきよ

焼却処理におけるシアン化合物の分解温度は何℃なのでしょうか?ダイオキシンの関係から焼却温度が800℃以上なのはわかるのですが、実際にはどのくらいで処理するのが最適なのか、文献等を探してみましたが発見できませんでした。ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授願います。

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No.38472 【A-1】

Re:シアンの分解温度

2012-06-19 09:01:36 papa (ZWlbd18

実際はやってみて適切な炉温を選択するというふうにしか対応しようがないというところでしょうか。DXNにしてもどちらかといえば経験値の集積みたいなレベルかと思います。
炉温を上げればすむという単純なものではなく、炉温を上げれば空気予熱器の材料であるSUS310の使用温度限界、ガス冷能力、空気過剰率など焼却プラント全体に影響が出てきます。
また、シアンの生成場所が炉内なのか排ガス処理工程の二次反応なのかも解明しなければなりません。
経験上は湿式EPの二次反応らしかったのですが、焼却炉を改築してバグになり、空気過剰率を抑えてNOxの生成を抑制しながら炉温の制御値を850℃で運転して特に今はトラブルはありません。処理場では焼却炉返流水の微量のシアンで硝化障害になりやすいので水処理系でも注意が必要かと思います。
いろいろな要素がトレードオフになってるので現場でいろいろtryしてみるしかないでしょう。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございました。参考にさせていただきます。

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