環境Q&A

No.37882 【A-1】

Re:業種指定の産業廃棄物について

2012-01-08 18:10:58 産廃MAN （ZWle42c

紙くず、繊維くず、動植物性残さなどは、ご承知のとおり業種指定され
ている産業廃棄物となっています。
自動車部品製造業は繊維くずの指定業種ではありませんので、産業廃棄
物には該当しないため、その量が多い少ないに関係なく一般廃棄物となります。

一般廃棄物として取り扱うことになると、その受け入れ先があまりないとう問題があります。

廃棄物の取り扱いについては地元自治体あるいは都道府県に問い合わせ
て確認をとったほうがよいでしょう。

余談ですが、軍手等に関して化学繊維が使用されている場合には、廃プラスチック類に該当するという考え方もできるので産業廃棄物として取り扱うことは、可能になると思います。

No.37911 【A-2】

Re:業種指定の産業廃棄物について

2012-01-12 17:20:28 長野環境ブータロウ （ZWlde58

>基本的な質問ですみません。
>弊社は製造業（自動車部品製造業）なのですが、工場内で使用する保護具（前掛け、手甲、軍手など）は毎日、大量に出ます。
>処分は業者に依頼し業者にてＲＰＦ化してリサイクルしています。（その際にマニフェストは『繊維くず』で発行します。業者より種類指定。）
>『繊維くず』は業種指定産業廃棄物ですが、量が多いときは“一般産業廃棄物”としての処理になるのでしょうか？

廃棄物処理法の産業廃棄物の種類としての繊維くずは、ご承知のとおり、発生業種が限定されており、�@建設業(工作物の新築、改築又は除去に伴って生じたものに限る。)又は�A繊維工業(衣服、その他の繊維製品製造業を除く。)に該当する事業活動に伴って生ずる天然繊維くずとなっています。しかしながらどんな発生業種であれ、合成繊維くずは、廃プラスチック類となります。ご使用の前掛け、手甲、軍手などの材質を調査されたらいかがでしょうか。産廃マンさんも述べておられますが、発生量の多い、少ないで産業廃棄物になったり、一般廃棄物になることはなく、天然繊維(木綿等)で製造された前掛け、手甲、軍手であれば、事業系一般廃棄物となり、合成繊維(ポリエステル)で製造された前掛け、手甲、軍手であれば、産業廃棄物の廃プラスチック類となります。廃棄物処理法の規制が、最近厳しくなってきているので新ためて排出事業者責任の原則と適正処理を併せて、検討されてはいかがでしょうか。