動物実験のない国
登録日: 2011年12月01日 最終回答日:2011年12月17日 自然環境 野生動植物
No.37729 2011-12-01 11:42:45 ZWle363 松下あや
日本もhttp://www.youtube.com/watch?v=YQWPkZ9KYSQ動物実験何てしなくていい国に出来ませんか?
No.37737 【A-2】
Re:動物実験のない国
2011-12-01 22:24:28 筑波山麓 (ZWl7b25
「松下あや」さんへ。
私も動物実験の片棒をかついでおりました。しかし、製造する医薬品で人間の生命に及ぶような医薬品事故が起きた場合のことを考えると、他に有効な方法がなければ、これを止めるわけにはいきません。とくに、その薬を使用されるお客様が、腎機能喪失などの障害を持っておられる場合は、とくにそうです。
その死を迎えるときには、苦痛を与えないようにする配慮は欠かせませんが、人か、動物かの二者択一になった場合、動物の犠牲はやむを得ないと思います。
回答に対するお礼・補足
ご意見ありがとうございます。
危険な成分だとわかってるから実験が必要になるんですよね?
安全なもので何とか出来ないものなのでしょうか?
動物実験をしていない商品だけでもマークを入れるとか出来たらいいのになと思います。
No.37738 【A-3】
実験者の心は?
2011-12-01 22:59:16 ronpapa (ZWlba5
いただきます。http://www.tendai.or.jp/houwashuu/kiji.php?nid=20
全て、人間の業(ごう)ではないでしょうか?
松下あやさんは何故?「日本も動物実験なんてしなくていい国に出来ないか?」と思われたのですか?
何事であろうと「人間は何故それを行なうのか?」と思われたのなら、その気持ちを大切に持ち続けること、そして自身も生き続けることが大切ではないでしょうか? 得られぬ答を持ち続けるには強い心が必要です。辛くとも、挫けそうになっても、安易な答に身を委ねない強い心を失わずに生きる努力こそ尊いと思います。(私も、解けない疑問を多く持ち続けている人間の一人です。そのおかげで、人の意見を先ずは真摯に聞いてみる習慣を身に付けることが出来ました。)
ところで私は、ユーチューブを好みません。何故か? 被写体よりも撮影者の思い・考え・心に疑問を感じることが多いからです。 投函者の気持ちや考えが何も伝わってこないからです。
回答に対するお礼・補足
丁寧なお返事ありがとうございます^^
自然に任せて声を聴くことも必要な気がします。
ありがとうございます。
No.37745 【A-4】
Re:動物実験のない国 ⇒“う〜ん?!”(追加コメントは不要かな?)
2011-12-06 13:36:02 ronpapa 蛇足? (ZWlba5
A-3.も消したいけど・・・。出来ないので、追加情報です。
- へそ曲がり獣医さん↓の「動物福祉論」クリックしてみて下さい。
http://www4.ocn.ne.jp/~animals/index.html
- 当サイトに相応しい回答方法は↓以下を紹介することでしょうが、
動物実験の適正な実施に向けたガイドライン(日本学術会議)2006年6月
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-k16-2.pdf
http://www.lifescience.mext.go.jp/policies/pdf/an_material003.pdf(同上/解説)
- しかし、「ZWle363 松下あや」さんはEICネット会員になったのですから
当サイト内の情報検索をして下さい。
http://www.google.com/search?q=動物実験 site:www.eic.or.jp
http://www.eic.or.jp/ecoterm/index.php?act=index&index=%A5%C8&pageID=3
- 当サイトの過去連載記事「H教授の環境行政時評」もあります。
http://www.eic.or.jp/library/prof_h/h061109_3.html
_____ _____ _____ _____ _____ _____
以下、補足。
(?)
- 松下あやさんのA-3.返信>『自然に任せて声を聴くことも必要な気がします。』との姿勢が、一体どのようなことを意味するのか理解しかねますが・・・。
- 私からの質問A-3.再録≫ “何故?「日本も動物実験なんてしなくていい国に出来ないか?」と思われたのですか?”に対してもお答えいただいていませんね。■『出来ませんか?』との問に対しては、“出来ないでしょう”としか答えられないと思います。■『日本も?』とのお考えに対しては、先進国を除いて動物実験のない国は存在するかもしれませんが、衣・食・住に関連して動物の殺生をしない国は無いと思います。■ですから、貴方は“何故?そう思われたのか(望まれるのか)”に対する背景説明なり、年齢・自己紹介なりが無いとQ&Aコミュニケーションは進まないと思います。(こんな質問、一問一答では無理でしょう。だから、A-1.も大切な意見だったと思うのですが…。)
回答に対するお礼・補足
丁寧に回答ありがとうございます。
とても熱心に考えてらっしゃいますね。
いろいろ見させていただきました。
まだ答えは出ません。
去年、重度障害者の5歳の娘を亡くしました。
今の医療があって5年間生きていてくれたことに感謝しています。
娘がうけた治療にどれだけ動物実験が行われたか計り知れませんがどれだけ犠牲になっている命があって救われていることをどれだけの人が知っているでしょう?
もっと事実を知ってもいいと思います。
上手くお返事出来ずに申し訳ありません。
No.37749 【A-5】
Re:動物実験のない国
2011-12-07 17:09:13 hana (ZWle126
また、単純に人体実験は危険だから動物で実験をするというだけではなく、メダカ、マウスなどの短寿命かつ成育を管理できる(差異をすくなくできる)生物を使って、短期間で効果や毒性を確認し、研究期間の短縮を行うのも動物実験の目的の1つでもあります。
脳の働き(神経回路の可視化)の研究で、虫を使った実験もありますね。
中には動物虐待としか思えないような実験もありますが、「何の為にそれをするのか」が本質的な問題だろうと思います。
今回は本質的な問題ではなく、言葉通りの意味として質問に回答いたします。
松下あやさんの質問の意図するものと回答内容がかみ合わないかもしれませんが、この動画と質問からそれ以上を読み取ることは難しいので、返信コメントにて「こういう意味で質問を書きました」とご指摘、補足いただければ幸いです。
==========
「○○をしない国にする」というのは、国の法律でそれを禁止するか、禁止しても問題ないくらいそれをしたくない人が増えなければなりません。
例えば日本は「死刑制度のある国」です。これを「死刑制度のない国」に変えようと思えば、法律を変える必要がありますし、そのためには「死刑なんて廃止した方がいい」と思う人が多くなれば良い、ということはおわかりいただけると思います。
ですから、「動物実験なんてしなくていい国」することは、可能性があるか絶対に不可能かでいえば、可能性はあります。
が、現実的ではないという意味で「できない」と思います。
文字数の都合で、私が「できない」と回答する理由は次の回答欄に挙げます。松下あやさんの意図が
ケース1.人体実験を含めた動物実験を禁止したい
ケース2.ヒトの為に他の動物を実験に使うのは禁止、ヒトを対象にした実験は行ってよい
ケース3.一部の動物がかわいそうだから他の動物にしてほしい(例:哺乳類は禁止、それ以外は可)
のどれであるか、他の意図なのか、という前提がわかりませんでしたので、切り分けて話を進めます。
上記以外の意図でしたら、ご指摘、補足いただければ改めてコメントさせていただきます。
その際、この回答を削除しないでいただけますと、他の回答者にもわかりやすく伝わると思います。よろしくお願いします。
回答に対するお礼・補足
とても丁寧なお返事ありがとうございます。
病気を治すために必要な動物実験もあれば化粧品や洗剤なども動物実験が行われていますよね?
私は、危険だとわかってるから動物実験をして程度をみるより安心だとわかってる物で何とかなるように出来ないのだろうかと思います。
私は重度障害の子を去年亡くしました。その子の治療にもたくさん動物実験をして出来た治療方法があって5年間生きれたんだと思います。命の重さにまた考えさせていただいてます。ありがとうございます。
No.37750 【A-6】
Re:動物実験のない国
2011-12-07 17:18:25 hana (ZWle126
将来的にシミュレーションだけで概ね結果がわかるような日が来れば、動物実験は不要となるでしょう。
しかし、現時点では、日本国民の殆どが、日本国内での医療の進歩は必要ないと思わなければ不可能です。
「自分は死んでも構わない」と思う方は結構いらっしゃると思いますが、その中でも「身近な人を死なせても良い」と考える方となるとかなり少ないと思いますし、松下あやさんも「人が死んでも仕方ない」とは思っていらっしゃらないのでは?と思います。
もし今すぐ動物実験を禁止する法律が制定されても、結局は外国で動物実験や人体実験が行われ、日本がその新薬や新技術を購入する結果となります。
国内では認可されていない治療をしに海外へ渡航される方の増加に繋がるかもしれません。
それでは松下あやさんが望んでおられる「動物実験なんてしなくていい国」とは言えないのでは?と推察します。
培養細胞で実験するという方法もあるとおもいますが、こちらも「どの時点から人格と認めるのか」という大きな倫理問題を抱えております。
どこまでならOKかという線引きは非常に難しく、皮膚、血管、消化器の一部であれば容認できても、脳となると認められない方も多いのではないかと思います。
人権のない胎児を取り出して実験するというのはクローン以上に倫理的な問題がありますし。
==========
ケース2の場合は、1の場合よりも倫理的に難しいと思いますので、実現するのはより現実的でないと思います。
==========
ケース3の場合は、「かわいそうだと思う対象」に何が入るかというのは文化や人によってかなり違いますので、法律などで決めるのは非常に難しい問題となると考えます。
哺乳類の中でも、「牛は家畜だから殺して食べて良い、クジラは頭がいいから捕食してはいけない」という考えをもつ方と、「牛もクジラも従来から食べていたのに何がいけないのか」という考えを持つ方の違いと同じです。
虫で言えば「蝶は綺麗だから殺すとかわいそう、ゴキブリは気持ち悪いので殺しても良い」といった感じでしょうか。
やはりこちらも人によって線を引く場所が大きく異なりますので、法制定などは現実的ではないと思います。
No.37752 【A-7】
Re:動物実験のない国
2011-12-08 01:37:15 BATA (ZWl5461
ところで、あなたはお化粧をされますか?
あなたのつけたファンデーションや口紅で肌が荒れたり爛れたり、
取り返しのつかない薬傷を負ったらどうしますか?
次々に新製品(新機能というのでしょうか?)が発売されていますが、
食事をしても落ちない口紅の成分が人体に害がないことを
どうやれば判断できるのでしょうか?
まさか、誰かに塗って大丈夫か確かめるわけにはいきませんよね?
1回塗って平気だから大丈夫だったとして、2回、3回と続けたら
どうなるかわからないですよね?
確かに動物を無理やり病気にさせたりする動物実験は、動物愛護の観点
から問題があると言われるのも分かりますが、
それで、人に対する有害性の有無が確かめられているのです。
今以上の進歩を望まない、不自由なことでも我慢できるなら
動物実験をなくすこともできるでしょうが、先に回答があるとおり、
薬などは、新たな病気に対応できるものを作らなくてはならないのです。
件の動画に付されたコメントにあるように、動物実験をする人を
極悪人や感情のない悪魔といった中傷に惑わされないでください。
彼らもそういった動物の犠牲を無駄にしないよう、日夜、努力されて
いるのですから・・・
回答に対するお礼・補足
安全な物だとわかっているもので作ることをもっと検討してもいいのでわないでしょうか?
No.37762 【A-8】
Re:動物実験のない国
2011-12-10 23:45:31 筑波山麓 (ZWl7b25
実は、医薬品だけでなく、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)や農薬取締法においても、藻類や甲殻類、魚類(メダカなど)などを用いて化学物質の生物影響を評価する試験が行われております。
既に、ご存じと思いますが、初めて世間に発売され初めた頃は、今問題になっているPCB、有害重金属、臭素系難燃剤等々はその毒性が問題にされず、その有用性のみがもてはやされ、急速に拡大・普及されました。カネミ油症事件・多くの公害その他が問題化されて初めてその規制・製造禁止などが行われましたが、多くの被害が生じた後のこととなってしまいました。オゾン層を破壊するフロンガスも同様です。
ヨーロッパ諸国家は、多くの国が接して存在しており、北海・バルト海の環境汚染によるアザラシ・オットセイの大量死、深刻な酸性雨による森の死、ライン、ドナウ川などの国際河川の深刻な水汚染(魚の死滅)、廃棄物処理場の汚染などは1国の規制ではとても防止できません。故に、EUが、RoHS&WEEE、REACHなどの規制により、EUで製造または輸入される将来の埋立廃棄物となる工業製品中の重金属を規制し、事前に新規化学物質の安全性評価を行うことを決めております。中国、アメリカ、韓国、日本、インドなどもこの動きに追随しております。
現代文明は、生命現象について完全に解明できておらず、生物による安全性評価に頼る以外には、適切な評価方法がないのが実情です。毎年、世界中で数万もの新規化学物質が出てきていると聞いております。これらの新規化学物質、新興汚染物質、事業所排水や環境水(河川・湖沼など)を対象に、生態影響試験法を行う以外にはその安全性を評価する手段はなく、「松下あや」さんのお気持ちは分かりますが、非常に残念であり、悲惨なことですが、人間を含めて多くの動物・環境を守るためには、生物による評価試験が必要であるのが現状です。
したがって、人間は、そのような犠牲の上に文化・文明を維持・発展させているのだと謙虚な気持ちと精進を忘れるべきでないと思います。
No.37766 【A-10】
Re:動物実験のない国
2011-12-12 00:11:35 BATA (ZWl5461
安全だと分かっているものでなんとかならないかとのことですが、
化粧品ならそれも可能でしょう。(たぶん・・・)
今以上の新機能を備えなくても問題ないって言えば問題ないと思います。
ただ、この先、紫外線量が増えたら日焼け止めの成分そのものも変えていかなくては効果は得られないこともあるでしょう。
もっと切実なのは医薬品でしょう。
新しい病気、新しい耐薬性を持った細菌が見つかっていますよね。
その病気を治すのにはどうしても新薬が必要となります。
安全なものと安全なものを足しても安全なものになるわけではないのです。
新しい物質を合成すれば、それだけ未知の危険が潜むことになります。
私事ですが、先月、私の大切な人をガンで亡くしました。
それでも、一昔前の抗がん剤とは比べ物にならないくらい副作用が少なく、効果の大きい抗がん剤が開発されています。
そのおかげで、末期と診断されてからも1年近く生き延びることができました。
新薬の開発を止めることは、多くの病人を救うことをやめることと同じことを、あなたなら、ご理解いただけると思います。
No.37779 【A-11】
難しいですね。でも・・・
2011-12-14 14:40:29 ronpapa (ZWlba5
私が最初の回答(単なる意見のひとつですが)A-3.で“実験者の心は?”との表題タイトルを使った意味については(お分かりいただいているとは思うのですが)、さらなる蛇足として付け加えます。
その後の(A-4.投函の以降に)質問者の松下あやさんからは、いくつかの返信と補足ご説明を得ることが出来ました。
ご質問の背景についてようやく少しは知ることが出来たのですが、その辛いご経験と癒されぬ想いに対してコメントしたい心情とは別に、補足意見を述べさせていただきます。
> まだ答えは出ません。
去年、重度障害者の5歳の娘を亡くしました。
今の医療があって5年間生きていてくれたことに感謝しています。
娘がうけた治療にどれだけ動物実験が行われたか計り知れませんが
どれだけ犠牲になっている命があって救われていることを
どれだけの人が知っているでしょう?
> もっと事実を知ってもいいと思います。
> 命の重さにまた考えさせていただいてます。
いずれも真摯に向き合っておられるお言葉と受け止めました。
皆さんから寄せられた回答助言の内容についても、それぞれのお考えを現わしておられるものと敬服しています。
そこには、その不条理な現実に対してそれぞれの「心」をもって処しておられる気持ちがあると思います。
動物実験をされる人々においても同様であり、それぞれの「心」の持ち様があると思います。
その時々の実験行為における恐れであれ、感謝であれ、詫びる気持ちであれ、また、懺悔の心であったり、自らの感情を封殺する行為であれ、その実験者としての心の問題は必ずあると思います。
その「心の問題」を抜きにして論を進めることに意味があるとも思えず、その意味で私は“実験者の心は?”との表題タイトルを使った次第です。
〜A-12.に続きます〜
No.37780 【A-12】
〜続きです〜(長文ご容赦)
2011-12-14 14:47:42 ronpapa (ZWlba5
心の無い行為こそ糾弾されるべきであって、心あっての無情な行為については(言葉としては矛盾しますが)その行為者の心の持ち様が大切だと私は考えています。それが社会的には許されている範囲の行為であっても、自身にとっては許されない心を持ち続けて欲しいものだと願うからです。
(「動物実験ガイドライン」のサイトURL紹介もしましたが、あれが原発安全神話と同様の免罪符や自己欺瞞に繋がらないよう監視していかなくてはならないでしょう。)
そして、得られぬ答に対しては(安易な答に縋らず、妥協せず)その疑問を持ち続けることこそ大切だと言いたかったのです。
BATAさんは「掲示板」で、『難しい問題』であり『正解のない質問』だと述べておられます。その通りだと思います。が、答はそれぞれの心の中でそれぞれの形で求め続けてもいいのかもしれず、松下あやさんの述べられる『もっと事実を知るべき』努力と、『命の重さ』を忘れない心が大切と信じます。
〔付記〕
『蟻の生命』と『いただきます』の心について、それを『全て、人間の業(ごう)ではないでしょうか?』とコメントしたことに戻るのですが、私は特定の宗教心を持ちません。しかし信仰を求める心は大切だと思っています。重度障害児(者)についてもいろいろ知ろうとしてみました。その両親の苦労と心情についても調べてみようとしました。しかし、当スレッドの趣旨とは(その発端ではあっても)異なる問題であると気付いて、そのことについて触れるつもりはありません。しかし、心の問題に対するサイトも見つけましたので添付掲載する失礼をお許し下さい。http://ikiteku.net/article/index/no/52/pcno/3/page/