一般財団法人環境イノベーション情報機構
重金属を含む残土
登録日: 2011年11月30日 最終回答日:2011年11月30日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.37724 2011-11-30 09:17:57 ZWlb940 袖ヶ浦
側溝にたまった泥を先立ち、試験を行ったら銅210mgの含有結果報告がありました。処理方法はどのようなものがあるか教え願いたい。
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No.37725 【A-1】
Re:重金属を含む残土
2011-11-30 10:37:04 たる吉 (ZWl47e
基本的に元素を処理することはできません。
本質問に対する回答としては,「核融合」か「核分裂」となってしまいます。
さて,質問内容が良くわからないので,以下の質問にお答え願います。
1.事業は何を営んでいるのか。
2.何故,側溝に溜まった泥を分析しようと考えたのか。
3.溶出の分析結果はないのか。
4.泥状か。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。昨今放射線量が、問題ですが100%関係ありません
No.37727 【A-2】
Re:重金属を含む残土
2011-11-30 16:19:31 あっきん (ZWld25d
同様の事例を処理した経験があるので、体験談としてご回答します。
設定等誤認があれば折り返しお返事下さい。
まず、210mgの銅含有の汚泥とありますが、これは、水分を除去した乾燥後で単位は210mg/kg(210ppm)と理解してよろしいのでしょうか?
210mg/g(21%)ならば全然話が異なりますが、とりあえず210ppmで話を進めます。
文面では、側溝汚泥とありますが、この場合留意しなくてはならないのは有機物の所在です。腐敗が著しいものは中々引き取ってくれませんが、幸い銅は防腐作用が働き腐敗を抑制しますので、その場合は無機汚泥での処理が可能となる場合が多いです。現物を見せて、汚泥処理の業許可をお持ちの業者に相談すれば、適正に処理してくれるはずです。一方有機汚泥処理の場合、銅はものすごく嫌われます(菌が死ぬ)。まあ、信頼の於ける処理業者に相談されるのが1番でしょう。一方、210ppmでは、有価価値はありませんのであしからず。
ただ、質問文面ではよくわからなかったのですが、銅汚泥という代物は、銅を扱うところでは当たり前に出る一方、銅を扱わない業ではほとんど検出されるものではありません。210ppmという中途半端な値はその由来も含めてよく吟味されると共に他の物質(特に有毒元素:例:鉛、カドニウム、クロム、ヒ素・・・)もあわせて確認されることをお奨めします。
No.37728 【A-3】
Re:重金属を含む残土
2011-11-30 20:44:03 たそがれ (ZWla61d
したがってA-1では解毒の可否、A-2では埋立処分の可否というような解釈となっています。
確かに210 mg/kgなら自然由来というより汚染の可能性が高いとも取れます。
汚染そのものの処理としては土壌洗浄がありますが、側溝汚泥に対して適用するのは合理的とは言えないでしょう。
銅はカドミウムや鉛といった有害重金属と異なり埋立基準も定められていません。側溝汚泥は残土というより清掃事業者が引き揚げた場合、産業廃棄物の汚泥となりますのでやはり埋立処分が普通です。
どのような意味で「処理」と問われているのでしょうか。
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