一般財団法人環境イノベーション情報機構
液化石油ガスの常用圧力の根拠について
登録日: 2011年09月09日 最終回答日:2011年09月27日 エネルギー その他(エネルギー)
No.37474 2011-09-09 16:45:49 ZWld54d カグラ
一般的に常用圧力は、プロパン 1.77MPa、ブタン 1.06MPaとなっていますが根拠が分かりません?
蒸気圧曲線からは約55度程度になると思いますが通常の運転状態ではない思います。
どこか明確に記載されている文献等があればご教授願います。
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No.37514 【A-1】
Re:液化石油ガスの常用圧力の根拠について
2011-09-27 11:22:36 妹背の滝 (ZWlaf1a
>
>蒸気圧曲線からは約55度程度になると思いますが通常の運転状態ではない思います。
>どこか明確に記載されている文献等があればご教授願います。
回答が付かないようなので・・・
某Q&Aサイトで似たような質問があり、回答が付いていましたのでご紹介します。「LPG」「常用圧力」で検索したらHITしました。
以下、引用します。なお、正解かどうかまでは保証できません。
Q LPガス設備の設計圧力は、なぜ1.77MPaに設計されているのですか。
A 液化石油ガス設備・容器・貯槽などの設計圧力については昭和40年代に施行された法令や通商産業省化学工業局長通達に根拠がありますので、圧力単位は当時の単位である[Kgf/cu]を用いて説明します。
一般家庭用・業務用・工業用の熱源用途(燃料)として用いる液化石油ガス(以下「LPG」と表記する)はJIS規格一種一号〜三号(一種い・ろ・は)に該当し、その詳細は日本LPガス協会 BS規格(Commercial Butane and Propane BS4250 1975年)に示されています。
BS規格に因れば上記JIS一種のLPGはプロパン90%以上エタン+エチレン5%以下で、温度45℃における蒸気圧は17,9Kgf/cu以下とされています。
実際に燃料用として販売されている容器入りのJIS一種適合LPGにはカロリー増しのためにブタンが5%前後ブレンドされており蒸気圧はBS規格値より低くなります。(配合に因るが45℃で16〜17Kgf/cu程度)これは液化石油ガス法上の「温度48℃における圧力が9Kgf/cuを超え18Kgf/cu以下のもの」に該当し、このLPGを消費する設備の高圧部分の設計圧力は18Kgf/cu以上であれば良いことになります。
その後、圧力単位が[Kgf/cu]から[P](パスカル)に変更されて、18Kgf/cu÷1.02=1.7647MPとなり、法令規則ではこの数字を丸めて1.77MPとされました。
回答に対するお礼・補足
かなり古い規格からきていたのですね!調べてみます?
有難う御座いました。
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