環境Q&A

いつもお世話になっております。

皆様のお知恵を借りれないかと思い、書かせて頂きます。


先日お客さんから２種類のサンプルを預かりました。

１つは風呂屋の浴槽水、もう１つはとなりの眼科の湧水です。

最近眼科の湧水が懸濁し白いモラモラができて詰まる事がある

と、となりの風呂屋の水を疑っているそうです。

分析してみると湧水のｐＨが１１．９と強アルカリ性でした。

浴槽水は７．３でした。


お客さんは風呂の方の管理をやっている会社で、浴槽水は湧水

の方には行かず排水に流れるので影響ない事を示したいとの事

でした。色度、濁度も分析しましたが浴槽水は飲料水程度、

湧水はかなり高い数値(色４０、濁１７)でした。

ｐＨだけでも相当な開きがあるので、浴槽水は影響無いと言える

と思います。


＜質問内容＞
湧水の流れとしては、風呂屋が上流にあり眼科は下流です。

さらに上流にはコンクリートの建物等があり、お客様が言うには

そのコンクリートが劣化等で溶出しているのでは？との

事でした。ただ、そこまで強アルカリ性になるのか疑問です。


また河川や飲料水、雨水でここまで高い値のｐＨは無いと思います。

また危険な数値だとも思いますので、思いつく範囲で強アルカリ性

となりえるものを調べております。

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�@人工的にアルカリイオン整水器で作ったアルカリイオン水
(主に洗浄用に使われる)の排液など
�A強アルカリ性の物質が混入したり、溶け出している可能性
※代表的な強アルカリ性物質
・水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)
主な用途…上下水道、工業排水の中和剤、固形石鹸の材料
・水酸化カリウム
主な用途…廃油や毛髪詰まりの洗浄剤、液体石鹸の材料、空調
、クリーニング用洗浄剤
・水酸化カルシウム(消石灰)
主な用途…グランドに引くラインパウダー、食品用ｐＨ調整剤、
河川や土壌の中和剤・凝固剤、医療用貼薬剤

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もし、他に可能性として考えられるものがありましたら

教えていただけますでしょうか？

尚、天然アルカリ泉も疑いましたが風呂は人工で

天然ではないそうです。炭酸カルシウム泉との事でした。