環境Q&A

No.385 【A-1】

Re:ECOエネルギーへの補助について

2001-10-02 20:41:10 君山銀針 （

■八ヶ岳は山小屋「夏沢鉱泉」の事例が有名ですね。「夏沢鉱泉」は９８年に太陽光と風の自然エネルギーを利用した雨水循環型合併処理浄化槽の設置による水洗トイレ改修を行っており、この事例は新エネルギー財団会長賞も受賞しています。
http://www.nef.or.jp/award/kako/h11/00syo13.htm

なお、「夏沢鉱泉」の補助金の内容をより詳細にいえば
１）浄化槽の設置費約七百万円は四分の一を国、県、茅野市からの補助金（合併処理浄化槽設置整備事業費補助金）で賄った。
２）約千百万円の発電設備は、同市が通産省の「環境調和型災害対応エネルギー施設緊急整備事業」の補助金を得て建設し、夏沢鉱泉に十五年間、無償で貸与する形をとった、ということのようです。
http://home.att.ne.jp/air/kei/works5.html　
http://www5.justnet.ne.jp/~kozanko/shinyo.html

また、「夏沢鉱泉」の事例が評価を受けたため、茅野市は平成１３年度は地域新エネルギー導入促進事業として、６軒の山小屋に新エネルギーシステム導入の資金援助を行うとしています。http://www.city.chino.nagano.jp/sisei/juuten133.htm

■なお、一般的な新エネルギー導入の助成情報は、やや古いのですが東北通商産業局が作成した「地域新エネルギー導入のすすめ（'９８年度版）」
http://www.tohoku.meti.go.jp/enetai/shien/susume/ichiran.htm
や山形県新エネルギー導入のための助成制度のページ　http://server.kikaku.pref.yamagata.jp/kagaku/energy/
ＮＥＤＯ新エネルギー導入のページ　http://www.nedo.go.jp/intro/index.html　などを参照してみてください。新エネルギーの助成にもさまざまなものがあります。

■更に上記のエネルギーの補助金とは別ものですが、環境庁では、山小屋の環境浄化・安全対策を行う場合の補助として山岳環境浄化・安全対策緊急事業費補助を平成11年度第二次補正予算から実施しており、平成１３年８月に公表された平成１４年度環境省概算要求・要望では補正ではなく通常の事業として環境保全施設整備費の環境保全施設整備に必要な経費の中に「山岳環境浄化・安全対策緊急事業費補助」を請求しているようです。お尋ねの事例が具体的にはどんなものか存じ上げませんが、事例によってはこの予算での整備ということも考えられます。
http://www.env.go.jp/guide/budget/h14/h14an.html