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環境Q&A

6価クロム、ジフェニルカルバジドの生成*分析初心者 

登録日: 2011年05月11日 最終回答日:2011年05月16日 水・土壌環境 水質汚濁

No.37014 2011-05-11 14:48:00 ZWldf16 いるきち

ジフェニルカルバジド溶液を生成する時に、JISK0102を参考にして、アセトン25gにジフェニルカルバジド0.5gを溶かし、水を加えて50mlにすると書いてあってので、その通りやりました。褐色瓶で冷蔵庫に保存したところ結晶ができてしまいました。全然溶けないので困っています。何か作り方がまずかったのでしょうか?

先輩はジフェニルカルバジドを作るときにエタノールを入れるといい(ソース不明)ということをいっていたのですが、それで良いのでしょうか。結構困ってます。回答宜しくお願いします。

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No.37017 【A-1】

Re:6価クロム、ジフェニルカルバジドの生成*分析初心者

2011-05-12 13:17:59 煮た鯛 (ZWlcd1c

いるきち様

私も、その分析を行っていますが、試薬は、その都度、調整しているので、お困りの事象は、分かりかねます。

ただ、その試薬の調整方法だと、K0102の1998年度版を見られたのだと思います。K0102は、2008年に改正され、試薬の調整方法も変わっているので、そちらを確認されることをお勧めします。

初心者だろうが、ベテランだろうが、お客さんにとっては、関係の無いことなので、初心者でも、しっかりした分析をすることを望みます。
頑張ってください。


>ジフェニルカルバジド溶液を生成する時に、JISK0102を参考にして、アセトン25gにジフェニルカルバジド0.5gを溶かし、水を加えて50mlにすると書いてあってので、その通りやりました。褐色瓶で冷蔵庫に保存したところ結晶ができてしまいました。全然溶けないので困っています。何か作り方がまずかったのでしょうか?
>
>先輩はジフェニルカルバジドを作るときにエタノールを入れるといい(ソース不明)ということをいっていたのですが、それで良いのでしょうか。結構困ってます。回答宜しくお願いします。

回答に対するお礼・補足

ご丁寧な回答ありがとうございます。
K0102が改正されたことを知らなかったので、調べてみます。

しっかりした分析を心がけます。

No.37018 【A-2】

Re:6価クロム、ジフェニルカルバジドの生成*分析初心者

2011-05-12 16:54:30 火鼠 (ZWl8329

>ジフェニルカルバジド溶液を生成する時に、JISK0102を参考にして、アセトン25gにジフェニルカルバジド0.5gを溶かし、水を加えて50mlにすると書いてあってので、その通りやりました。褐色瓶で冷蔵庫に保存したところ結晶ができてしまいました。全然溶けないので困っています。何か作り方がまずかったのでしょうか?
>
>先輩はジフェニルカルバジドを作るときにエタノールを入れるといい(ソース不明)ということをいっていたのですが、それで良いのでしょうか。結構困ってます。回答宜しくお願いします。

もう〜、30年前になりますが、その分析やってました。まず、完全溶解無理ではないでしょうか?まず溶けきらない。
記憶が定かではないのですが・・・?この液は、JIS上は用事調整となってませんか?
ですから、冷蔵庫に保管がおかしくなる。

私も、冷蔵庫に保管してました。そうすると、針状結晶が出てくる。

しかし、結晶が出た液と、新規に作ったものでも、値に変化はない。

今は、試薬瓶にジフェニルカルバジドなんて書いてないと思うのだが(かなり古い表記方法??あっしの時代。昭和50年代の表記)
たしか、もっと昔は1gだったのが0.5gになったいきさつもあったかも??

では、その検量線の直線性は?再現性は??
これらをなんて言うんでしたっけ??バリティーでしたっけ??
様は整合性はどうかが問題なんでしょ?
用事調整の試薬を調整後、冷蔵保存して使う?
ということは、それなりの検証をもって、説明出来る能力が必要なのではないでしょうか?

きっと、結晶が出ようが問題はないと思いますけど?
この分析法の直線性すごいと思う。メッキ液の6価クロムこの方法でやってみましたが(JISに該当無し)ま〜いい結果でましたよ。

この液、常温で放っておくと、かなり赤みを帯びますが、ブランク差引をすると、ほとんど影響がないのでは??

質問を茶化してる気持ちはありません。 
用事調整の調整試薬を長く使うのは、分析屋なら当然と思います。私は、CN分析で使うクロラミンT(用事調整)を調整後、常温で1年ほっといても使えることを実験しました。

回答に対するお礼・補足

数々のご指摘ありがとうございます。
整合性がとれる用に頑張ります。

火鼠さんのようにいい結果がでるように頑張ります。

No.37021 【A-3】

Re:6価クロム、ジフェニルカルバジドの生成*分析初心者

2011-05-12 21:50:09 たそがれ (ZWla61d

A-1 A-2ともに良い回答をされていると思います。

JIS改正前はアセトンに水を半分入れる方法ですが改正後はすべてアセトンで溶解する方法です。(酢酸を1滴入れるけど)

私どもの経験というか感覚では以前の方法だと確かに冷蔵庫で結晶が出ましたが、改正後の方法では結晶は出ていません。冷蔵温度や試薬ロットの違いかもしれませんが、確認してみてください。
ちなみに以前は析出した結晶を超音波洗浄器で溶解していました。

JISにもないエタノール添加などはわざわざ面倒な妥当性確認をとる必要があり、賢明な方法だとは思えません。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。

超音波洗浄器で溶解するという発想はなかったです。
冷蔵温度等を今一度確認してから、検討します。

経験や感覚等非常に参考になりました。
ありがとうございました。

No.37029 【A-4】

Re:6価クロム、ジフェニルカルバジドの生成*分析初心者

2011-05-16 21:34:35 tom (ZWl4555

恥ずかしながら、私もJISの改正を知らなかった者です。

改正前の、アセトンと水に溶かして作成する場合は、
ジフェニルカルバジドをアセトンに入れ、超音波洗浄器をしばらくかけると均一に溶解しました。アセトンだけに溶かしてから水を加えないと、まず溶けません。
そのまま水を加えれば、反応液ができます。

しかし、そのように均一にしたつもりの液でも、室温のせいなのか、作ってすぐの状態でも結晶が析出してしまうことがあります。
他の方がおっしゃられるように、上澄みをとって使えば、十分発色に問題はないと思いますが、私は作り直していました。
使用するまでの間、手であっためたていたこともあります。

他の方と回答がダブりますが、参考にまで書き込みました。

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