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環境Q&A

プロピレンガスとテフロンの相性について 

登録日: 2003年10月16日 最終回答日:2003年10月19日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)

No.3700 2003-10-16 18:23:55 山口裕治

お世話になります。弊社納入の機器に使用している電磁弁において作動不良が起こっています。電磁弁内のメーンバルブに白っぽい微粉が付着(但しふき取れば取れたとのこと)したような状態になって電磁弁のバルブが作動不良となりました。ユーザ殿にて清掃してしまっておりその微粉が何であるか現状では調査できません。流体にはプロピレンガスが使用されています。電磁弁内のメーンバルブにはシリコングリス(NOKクリューバー製シリコングリスL250L)が塗布されておりグリス内にはテフロン微粉が混入されております。プロピレンガスによりシリコン油が分解される可能性があるとのNOK見解がありますが、その可能性の有無も定かではありません。そうだと仮定してシリコン油が無くなりテフロン粉が残ったとしてテフロンがプロピレンガスに反応・変質し、バルブの作動を阻害する可能性はあるでしょうか?原因解明を迫られておりますが手掛かりがなく困っております。ご教示賜りたくお願いいたします。

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No.3719 【A-1】

Re:プロピレンガスとテフロンの相性について

2003-10-19 00:40:30 エコロジー工学の創造

このメッセージの情報だけでは、何が原因か断定は難しいと思いますが、可能性を考えていって、つぶしていくしかないと思います。
 私も電磁弁は良く使いますが、プロピレンを使ったことがないので、きちんとしたアドバイスはできませんが、何かヒントになる事項があればと思い、書きました。
 電磁弁のパッキング部のOリングは、ブチルゴムなどを使っていないでしょうか?だとすると化学反応を受ける可能性もあります。
(参照http://www.jpca.or.jp/61msds/j7cb03.htm
 フッ素ゴムならば、ブチルゴムより影響は少ない可能性があります。
 また、プロピレン配管に水蒸気など、他の物質が混入している可能性はないのでしょうか?
 テフロンは、かなりの化学物質に対して耐性が高いので、テフロン自身が何か反応・変質してる可能性は低いでしょう。逆に他の物質が何か変化して、テフロンだけ残り、白く見えたという可能性も無いとはいえません。シリコン油が分解されるというNOK見解も否定できません。テフロンが化学変化を起こすより可能性は高いでしょう。また、シリコングリスの他の添加剤が反応を起こしてる可能性も否定できません。
 あと、配管の状態によっては、電磁弁部で温度が下がってる可能性もありますので、気体の不純物か何かが、析出している可能性もあります。
 以上のような視点をふまえ、いろいろ調べてみたらどうでしょうか?

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