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環境Q&A

水中の硫化水素イオンは有害(何か弊害がある)のでしょうか? 

登録日: 2010年09月14日 最終回答日:2010年09月18日 水・土壌環境 水質汚濁

No.35562 2010-09-14 21:13:41 ZWld856 水質1年生

はじめまして。現在水質改善の勉強をしています。
湖沼におきまして底質が還元状態になると、硫酸還元菌が硫化水素を発生させ、水質が悪化するみたいです。

そこで質問ですが、イオン化した硫化水素イオンでは水質に悪影響を与えるのでしょうか?イオンなので無害な様な気がするのですが、調べてみても答えが分かりません。
恐れ入りますがどなたかご存知の方、ご指導をよろしくお願い申し上げます。

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No.35563 【A-1】

Re:水中の硫化水素イオンは有害(何か弊害がある)のでしょうか?

2010-09-14 21:55:51 青空農園 (Z2V00

>はじめまして。現在水質改善の勉強をしています。
>湖沼におきまして底質が還元状態になると、硫酸還元菌が硫化水素を発生させ、水質が悪化するみたいです。
>
>そこで質問ですが、イオン化した硫化水素イオンでは水質に悪影響を与えるのでしょうか?イオンなので無害な様な気がするのですが、調べてみても答えが分かりません。
>恐れ入りますがどなたかご存知の方、ご指導をよろしくお願い申し上げます。
硫化水素イオンが過剰にあると水生植物が根腐れします。通常、日減水深2.5cm程度の水田等では1日に2.5cm水が地下に浸透するのですが、それに伴って水生植物の根で水質が浄化されます。また、伏流のある河川等では、伏流水が流れるのに従って、水生植物の根によって水質が浄化されます。
そのため、過剰な硫化水素イオンがあると、水生植物の根の活性が阻害されるので、止水域を創出する場合も、根域が嫌気的になる完全防水ではなく、水の浸透を許容する浸透性の止水域とする事が重要です。つまり、止水域を作る場合、その場所の雨量、集水面積から、水生植物の健全な生育に必要な減水深(水の浸透に伴って酸素が根に供給されます)と蒸発量を考慮した上で創る事が必要です。

回答に対するお礼・補足

青空農園 様
さっそくのご指導ありがとうございます。
硫化水素では魚の死や水質汚濁を招く。硫化水素イオンでは水生植物の自然浄化能力の低下を招く。どちらにせよ水質にとって悪いことしかないのですね。
ありがとうございました。

No.35566 【A-2】

Re:水中の硫化水素イオンは有害(何か弊害がある)のでしょうか?

2010-09-15 00:47:14 osame (ZWlbd21

水質に関してはまったくの素人なのですが、硫化水素は銀を真っ黒に変色させますよね。腐食性のガスですから悪さをするんで工業用水とかに入っててほしくは無いですね。イオンなら良いってことは無いですよ。酸性にすれば追い出されて硫化水素ガスになって出てきます。

素人考えですみませんが、植物の浄化作用が汚れの流入より上回っていればBODも低くなるしどんどん酸化されていくので硫化水素として滞留する事ってあまり無いんじゃないでしょうか?

No.35569 【A-3】

質問者が質問者だと回答者も回答者

2010-09-15 12:51:44 みっちゃん (ZWl8a13

主語も目的語もない質問に回答が出るのですから、如何に意味がない繰り言をまき散らして互いに悦に入っている人の多いことか・・・

毒性学の標準的な考え方は、量によって薬にもなれば毒にもなる。
もっとも最近は例外も多々見受けますが・・・

害って誰に対しての害でしょうか・・・
硫化水素がないと生存できない細菌だっているんです。

植物を枯らすためにわざわざ薬品撒く人だって多数いるんです。
植物が枯れることに善悪など有りません。
その時の状況によって勝手に喚いているだけです。

此処に集う質問者も、回答者も、評価しがたき前提を共有して科学的な物の見方を離れ環境と呼ぶ信仰集団にすぎなくなっていることがありありと伺えます。信仰故に、理などかまわず、感情のみにて評価判断をしていますから、まともな批判も、検証も不可能なんです。

また夜に・・・・

回答に対するお礼・補足

みっちゃん 様

量によって薬にもなれば毒にもなる。
勉強になります。
確かに害という言葉を浅はかに使用してしまいました。すみません。
しかし、好意で回答して頂きました方を非難するような言動は控えて頂きたく存じ上げます。

科学的な物の見方をこれから勉強していこうと思っております。
今日勉強したのですが、

底質のphをアルカリに偏らせる→硫酸塩還元菌の抑制→硫化水素の発生抑制
→硫化水素イオンの上昇→硫化水素イオンの酸化による硫酸化→硫酸との化学変化による硫酸塩の発生→底質においての硫化水素イオンの安定化・溶出抑制→水質の改善
という流れが生まれると考えました。

仮に底質のphをアルカリに偏らせることができましたらこのような流れは現実的に可能でしょうか?
もしよろしければご意見・ご指導ををよろしくお願い申しあげます。



No.35572 【A-4】

ちゃちゃ、いれます。

2010-09-15 16:31:16 火鼠 (ZWl8329

>はじめまして。現在水質改善の勉強をしています。
>湖沼におきまして底質が還元状態になると、硫酸還元菌が硫化水素を発生させ、水質が悪化するみたいです。
>
>そこで質問ですが、イオン化した硫化水素イオンでは水質に悪影響を与えるのでしょうか?イオンなので無害な様な気がするのですが、調べてみても答えが分かりません。
>恐れ入りますがどなたかご存知の方、ご指導をよろしくお願い申し上げます。

硫酸還元菌が、元気で、硫化水素が出ているような所に魚いるの??

水質が悪化?? 確かに悪いけど??((何にくらべて?)でも急速に良くしようとしているかも???)

硫化水素が出ているような河川でフナとか、ウグイとかいるのですか?(まさか?イワナはいないよね?)
溶存酸素0%の川で、泥鰌と、糸ミミズは見たことはあります。

硫化水素が発生するような川で、水草が生えるのですか?

なんか論点が無茶苦茶なような気がするのですが?????

No.35589 【A-5】

Re:水中の硫化水素イオンは有害(何か弊害がある)のでしょうか?

2010-09-16 11:37:48 門外漢 (^^;) (ZWl4d53

>湖沼におきまして底質が還元状態になると、硫酸還元菌が硫化水素を発生させ、水質が悪化するみたいです。

硫化水素が水質を悪化させるのではなく、水質が悪い(貧酸素)から硫化水素が発生するのでは?


>そこで質問ですが、イオン化した硫化水素イオンでは水質に悪影響を与えるのでしょうか?イオンなので無害な様な気がするのですが、調べてみても答えが分かりません。

硫化水素がイオン化したら無害になるという理屈が判らないのですが・・・
通常 水中の硫化水素がわるさする(反応する)場合はまずイオン化してから反応するのが普通で硫化水素そのものが直接反応することの方が特殊な気がします。
もしかして 不溶性(難溶性)の塩にすることと イオン化を混同していませんか?


>底質のphをアルカリに偏らせる→硫酸塩還元菌の抑制→硫化水素の発生抑制
→硫化水素イオンの上昇→硫化水素イオンの酸化による硫酸化→硫酸との化学変化による硫酸塩の発生→底質においての硫化水素イオンの安定化・溶出抑制→水質の改善

これはもうどこからツッコンだらいいのか・・・(^^;)
全部の矢印に×がつきそうな・・・
とりあえず
 硫化水素の発生が抑制されてなぜイオンは増えるのでしょう?
 硫化水素イオンを酸化するための酸素はどこから来るのですか?
 


No.35624 【A-6】

Re:水中の硫化水素イオンは有害(何か弊害がある)のでしょうか?

2010-09-17 21:26:08 おせんち (ZWlb24a

 湖沼に限らず河川、海域でも同様な現象が生じます。
 なお、硫化水素は、イオン化すると硫化水素イオンではなく、水素イオンと硫化物イオンになります。したがって、硫化物イオンについての御質問なのではないかと推察してお答えします。
 「イオンなので無害な様な気がするのですが」とおっしゃっていますが、その根拠が分かりません。単にイオンになったからといってそれが無害になるとの認識は、改めるべきでしょう。海域では、硫化物イオンが溶存酸素で酸化されて遊離硫黄になり、水が白濁する現象があります。その結果、溶存酸素がほとんどない青潮になります。底生成物(ベントス)のアサリ等の生物が死滅してしまいます。
 東京湾などでは、昔に砂利を採取した大きな深い穴が幾つも残っており、そこでそれらの現象が見られます。その部分の海水が潮流の関係で干潟などに流れ出すと酸欠水によりアサリ、魚類の大量斃死現象に至ることがあります。

No.35627 【A-7】

Re:水中の硫化水素イオンは有害(何か弊害がある)のでしょうか?

2010-09-18 11:25:14 papa (ZWlbd18

湖沼学は全く素人ですが、以前に湖沼の調査に携わった経験もありますので少しコメントを入れます。
日本のような温帯の湖沼では、水深がある程度深い湖沼では夏冬の水温変化による密度差で春と秋に表層と底層の循環対流が発生する時期がある湖沼があります。
夏場は表層水温が高いので表層の密度が小さく、表層と底層は湖沼水の混合がありません。その結果として底層では好気性細菌が酸素を使い尽くしたあとに硫酸還元菌などの嫌気性細菌が優占して硫化水素やメタンが発生します。
この時点では、溶存酸素が全くありませんので魚類など酸素を必要とする生物は全く生存できません。硫化水素イオンの毒性を議論する以前の普通の湖沼生態です。
表層水質がAAクラスの湖沼でも水深や気象条件が合致すれば普通に起こっている現象です。
このような底層の状態では鉄、マンガン、りんなどの溶出が起こりますが、光がほとんど届かない水深ならこのような無機質の栄養源があってもプランクトンの異常発生にはなりません。
しかし、循環対流が発生する季節になると底層の無酸素水が表層に循環してくるのでいろいろな影響が出てきます。火山の火口湖など特殊なケースを除けば、堆積有機物のない湖沼はありませんし、底層の硫化水素発生はごく当たり前の湖沼生態でもあります。硫化水素をどうにかすれば水質が回復するというわけではありません。あまりに原因と結果がごちゃごちゃな短絡的な思考回路に少し失望気味の回答者が多いようですが、もう少し湖沼の生態学的特徴を理解したあとにご質問いただければ更に理解が深まると思います。

>底質のphをアルカリに偏らせる→硫酸塩還元菌の抑制→硫化水素の発生抑制→硫化水素イオンの上昇→硫化水素イオンの酸化による硫酸化→硫酸との化学変化による硫酸塩の発生→底質においての硫化水素イオンの安定化・溶出抑制→水質の改善

少なくともこれは生態系におけるイオウの循環とか生物反応、化学反応とかに全く根拠を持たない荒唐無稽の妄想です。

回答に対するお礼・補足

papa 様 他の回答者の皆様

ご参考になる回答ありがとうございました。

化学的・生物学的の知識をもっともっと養った上で自分なりに考察しようと思います。

安易に質問し、皆様のお手を煩わし申し訳ございません。

また、お世話になるかもしれませんが、そのときはどうかよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。

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