一般財団法人環境イノベーション情報機構
塩化ビニルモノマーの分析について
登録日: 2010年07月28日 最終回答日:2010年08月01日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.35261 2010-07-28 17:25:16 ZWlc546 yamahana
環境水や、工場排水などの水質の分析に携わって2年目のものです。
知識不足な点をご理解の上、ご教授いただけると助かります。
よろしくお願いします。
塩ビモノマーが地下水の環境基準に追加されたことを受けて、当所でも測定可能かを検討する必要があり、最近いろいろと調べております。
そこで、根本的な話なのですが、公定法ではパージ&トラップのGC/MSで測定とありますが、ヘッドスペースでは測定不可能でしょうか?
当所では残念ながらパージ&トラップ装置は付いておりません。
また、塩ビは沸点が低いため、標準試料を調製している間にとんでいってしまうと聞くのですが、実際測定されている方々はどのように取扱っているのでしょうか?何か特別な装置など必要でしょうか?
どうかアドバイスいただければうれしいです。
よろしくお願いします。
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Re:塩化ビニルモノマーの分析について
2010-08-01 20:35:54 Lake (ZWla752
ヘッドスペースで測定できるかどうか、ということなら、おそらく測定可能です。一度、正確な濃度ではないですが試しに測ったことがあります。P&Tより感度は落ちますが、環境基準の1/10程度なら十分測れそうでした。
ただ、こと「環境基準」に適合しているかどうかの測定をするのであれば、公定法で測定する必要があります(スクリーニングには使えるかもしれませんが)。
個人的には、ヘッドスペースを公定法に加えてもらいたいものです。
標準試料などの調製の際には、器具や溶媒はドライアイス/メタノールで冷やしながら作成しています。
当然、メタノールも体積が小さくなるし、メスフラスコも正確ではなくなるのですが、そこを犠牲にしても揮発を防ぐ方がいいようです。
回答はここまでなんですが、ちょうど塩ビモノマーのP&Tで聞きたいことがあったので、この場をお借りして質問させてください。
先日、懸濁した試料を測定することがあったのですが、パージ管が詰まってしまいました。とりあえず、サロゲートを加えてフィルターろ過をして測定したのですが、サロゲート回収率が約50%になってしまいます(もちろん、吸引ろ過はしていません)。
このような検体でP&T測定をするとき、皆さんどのようにされているのでしょうか?
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