環境負荷物質の調査対象製品について
登録日: 2010年06月01日 最終回答日:2010年06月08日 エコビジネス 環境報告書
No.34883 2010-06-01 13:54:24 ZWlbe11 匿名
川中会社にて化学物質調査を担当しております。
お客様からの環境負荷物質調査依頼について、何年も出荷のない製品が対象に入っており、対象数が膨大になり困っております。
そこで、皆様の会社では調査対象製品についての規定など(5年以上出荷のない製品については調査をしない等)ありましたらその理由も含めお聞かせ頂きたくお願いいたします。
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No.34912 【A-1】
Re:環境負荷物質の調査対象製品について
2010-06-03 22:41:45 もと (ZWl9f45
理由:
@2年以上購入していない原料は、川上の原料メーカーに調査を依頼しても断られる場合がある。(MSDSさえ手に入らない場合もあります。)
A原料が廃番になっていて追加注文があっても対応出来ない場合がある。
B今後も注文が期待出来ないので経費の無駄である。
当社の場合は、対象物質が原材料のMSDSに記載されていなければ「意図的使用無し。かつ、含有情報を有さず」と回答しています。現在では、特定の調査対象化学物質の含有の有無を川上メーカーに問い合わせることも止めました。外部の分析データが必要な場合は実費を請求出来る場合のみ対応しています。
回答に対するお礼・補足
もと様
ありがとうございます。
丁寧に教えていただきとても参考になりました。
ただ、MSDSのみで調査を行うとおっしゃっていますが、お客様から『非含有保証書』の提出を求められた場合、エビデンスとしては弱い気がするのですがどの様にご対応されているのでしょうか。
No.34926 【A-2】
まずはここから
2010-06-04 20:53:50 todoroki (ZWl7727
「何年も出荷のない製品が、どうして対象に入っているのでしょう?」
と聞いてみてはいかがですか?
回答に対するお礼・補足
todoroki様
依頼理由・・・あまりの量にテンパっていました。確かにシンプルな疑問ですね。それが分かれば調査の必要性、又は断る方向性が見出せるかもしれませんね。アドバイスありがとうございます。
No.34928 【A-3】
Re:環境負荷物質の調査対象製品について
2010-06-04 22:57:30 もと (ZWl9f45
鉄骨用の錆止め塗料でROHSを要求されたり、工場の防塵塗装でREACHを言われたりするものですから。大きな継続した取引のある製品(又は、一部の大事なユーザー)以外は、
「トレーサビリティが必要な場合は有料です。確かなエビデンスが必要な場合は勝手に分析して下さい。無理して使ってもらわなくても構いません。」と考えております。
「意図的な使用なし、含有情報なし」と回答した商品から対象物質が検出されても「ごめんなさい。知りませんでした」で済ませます。情報なしとしか言ってませんから。
昔はもっと真面目に調査していましたが、あまりに負担が大きく、無意味と思えるようになったので割り切りました。
ひるがえって、設計者としての立場で言えば、「安価で性能的に問題なく、実績のある原料」を「環境物質調査に非協力」だけの理由で、「わざわざ代替品を探し、性能を確認して採用する。さらに、使える旧原料や、旧製品を廃棄する。」そんなことしてたら、生産性0の仕事の山に埋もれて潰れます。だから、ウチはそこまでして売れなくても良いのです。エビデンスが必要な会社は、ウチより真面目な会社から高い製品を買えば良いのです。ウチの会社は「労働安全衛生法」と「毒劇法」と「PRTR法」だけで最低限の義務は果たしたと考えます。
回答に対するお礼・補足
割り切った感じがすごく伝わってきましたし、かなり強攻な意見と感じました。が、気持ちは凄く分かります。確かに何らかの方法で負担を軽くしなければ、生産性0の仕事に潰されてしまいそうです。貴重な意見とても参考になりました。ありがとうございます。
No.34940 【A-4】
Re:環境負荷物質の調査対象製品について
2010-06-08 09:02:36 すい (ZWld548
匿名さんの会社から出荷された製品がどこかで在庫されていて、ごく最近流通している可能性もあるかと思います。
その場合はしかたがないのではないでしょうか。
いずれにしても客先に問い合わせをされることをお勧めします。
回答に対するお礼・補足
責任をもって流通がなくなる(廃番)までは仕方ないということですね。皆様色々な対応をとられている様でとても参考になります。ご意見ありがとうございます。
No.34946 【A-5】
Re:環境負荷物質の調査対象製品について
2010-06-08 17:39:03 江戸川の松 (ZWlcd13
私共も同じ経験があります。
私共の場合、営業がお客様に対して(A-2todoroki様が言われるとおり)、「何年も出荷実績の無い製品が、何故調査対象なのか」聞いてもらい、私共の調査基準を説明した上で、調査対象品を大幅に減らしました。
ZWlbe11さんのお客様は、恐らく過去に納品したことのある製品全てに対して調査を依頼したと思いますが、失礼ながらそのお客様は含有化学物質管理がどういうものか、という理解が進んでいないのではないでしょうか?
含有化学物質管理が進んでいる会社ですと、過去何年前に納品された製品であるか、で調査対象を線引きしているようです。
(例えば、調査対象は2008年12月より納入している製品、など)
>そこで、皆様の会社では調査対象製品についての規定など(5年以上出荷のない製品については調査をしない等)ありましたらその理由も含めお聞かせ頂きたくお願いいたします。
私共は、電機・電子機器製造業になるので、新しく設計する製品は全てRoHS指令適合品です。過去の設計でRoHS指令未対応品もまだ販売していますが、私共では原則、RoHS指令適合品しか調査には応じません。理由は、過去の設計であるRoHS指令未対応品は鉛やカドミウム等禁止物質が基準値を超えて含有しているのは確実なので、成分調査を行う意味も無く、不使用証明書を出すことも出来ないためです。
また、過去の設計品は使用部品が製造中止になることが多い。製造中止部品については部品メーカーが成分調査表提出を断って来ることが多い、というのも理由です。
回答に対するお礼・補足
化学物質管理の専用部署を持っているお客様(大手メーカー)なので理解していないはずはないと思いたいのですが・・・。私も電機・電子機器の製造業です。最近ではREACHやAIS/MSDSplusなど調査シートが増え(便利なのは分かるんですが)嫌気がさしてきます。
調査基準について、現在は各お客様への対応(納期や質)を確保・向上する為に必要と感じています。皆様同じ経験をされている様でとても参考になります。ありがとうございます。
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