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環境Q&A

病院排液の処理の実態について 

登録日: 2010年04月02日 最終回答日:2010年04月07日 ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)

No.34476 2010-04-02 12:28:38 ZWld318 hiza

病院排液の処理の実態を調査しています。(他の医療機関ではどのように廃棄処理されているのかを調べています)
具体的には手術排液、病棟での排液、検査室での検査後の便・尿・喀痰検体の処理についてです。
看護学校時代の友人を介して、いくつかの病院を調べましたがよくわかりません。行政に聞いたところ「感染性廃棄物処理マニュアル」を参考にして処理してくださいとのことで、個々の病院がどのような方法で処理しているかは判らないとのことでした。こうした液体状の排液が実際にどのように処理されているのかご存知の方がいらっしゃいましたらお教えください。よろしくお願いします。

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No.34481 【A-1】

Re:病院排液の処理の実態について

2010-04-02 14:19:54 たる吉 (ZWl47e

>病院排液の処理の実態を調査しています。(他の医療機関ではどのように廃棄処理されているのかを調べています)

もう少し背景を明確に記載したほうが良いと思います。
(なぜ調査しているのか?)

尚、自身の医療機関が処理を委託をしている処理業者に確認すれば、自社以外の処理方法もわかるのではないでしょうか?
ちなみに感染性廃棄物であれば、溶鉱炉投入が一般的だと思います。

回答に対するお礼・補足

質問の仕方が悪いため、誤解を招いたようです。
処理方法とは中間処理・最終処分のことではなく、病院内での取扱のことです。(感染性か否かの選別基準とでもいいますか...)
目的は赤字解消のための経費削減につなげるためです。
コンサルタントの指摘であらゆる経費・消耗品・廃棄物の処理費用を見直しております。私は廃棄物を担当しています。
ご指摘の通り、はじめに聞いたのが契約している処理業者です。その業者によりますと、当院から出る液状の感染性廃棄物量は病院規模からするとかなり多いとのことです。いくつかの調査で(友人から聞いただけですが)、当院で感染性廃棄物としているものが、他院ではそうではないことが判りました。そこで、一般的にはどのような基準で液状物を感染性とそうでないものとに選別しているのかの実態を知りたいのです。それが正しいかどうかは別問題として....(いろいろ文献や医療サイトを探しましたが見つけることができませんでした)
よろしくお願いします。

No.34484 【A-2】

Re:病院排液の処理の実態について

2010-04-02 17:13:07 たる吉 (ZWl47e

一般的には、「特別管理産業廃棄物管理責任者(医者)が感染性か否かを判断」すると思います。

当たり前でしょうが、うちではレントゲン現像液等を感染性の廃棄物とは認識しておりません。

>それが正しいかどうかは別問題として
たとえ、コンサルが「通常産廃で出せ!」と指導したとしてもコンサルは法的責任はとりません。

廃棄物として排出されるものを適切に分別して委託費用を削減するのも一法ですが、運搬効率をあげて運搬費用を削減したり、業者と引き合いするのも一法です。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
なお、質問の趣旨は単純に他所はどうなのかな?ということです。他意はありません。

No.34485 【A-3】

あてにならない。回答

2010-04-02 18:41:35 火鼠 (ZWl8329


まず、病院からでる廃棄物がすべて、感染性廃棄物ではないと思います。

どう区分して、その区分がいかに、トレーサーブルであるかだけでは?

お菓子の袋と、検尿カップが一緒にすててられたら、その袋は、病院から、でたら感染性廃棄物としかみられないのでは?

もちろん、患者さんが、排出した便とか、テッシュも感染性かもしれません(ホントかな?産科とか、整形外科とか??かなり難しい)
ということは、お医者さんの知識で、しっかり安全性を明確にして、関係省庁に紹介すべきではないでしょうか?
そのためには、しっかりした分類と、マニュアル。実行があれば、感染性廃棄物は、安全に減るのではないでしょうか?
病院から出る廃棄物は、出所から、危ないものと思われるでしょうし、私も、危ないと思う。しかし、管理がしっかりできてれば、いいのでは??その辺は、関係省庁と、やった方がいいのではないでしょうか?
ただし、最後は、必ず病院のトップが、出席するようにしてください。
トップクラスがでないようでは、きっと、めちゃくちゃになるか、いい加減で終わります。


回答に対するお礼・補足

火鼠さん
回答ありがとうございます。
これから、月曜の朝まで勤務ですのでそれまでお礼のメールはできません。その間に情報がありましたらよろしくお願いします。

No.34488 【A-4】

Re:病院排液の処理の実態について

2010-04-03 00:22:47 ronpapa (ZWlba5

Ex.) 佐賀大学医学部における廃棄物の分別マニュアル(20年度版)
http://www.intmed.med.saga-u.ac.jp/osirase/osirase/gomi20.xls
(※ 全員参加で取り組んだ労作であり、見て分かり易い好例と感じました。)

いろいろと情報検索を試みておられるとは思うのですが、Googleなどの検索キーワードに【 病院 廃棄物 分別 マニュアル 】や【 病院 廃液 分別 マニュアル 】などは試されましたか?(※用語としては「選別」よりも「分別」か「分類」のほうがよさそうです)
単純に【 病院の廃棄物処理と分別方法 】とされてもいいのですが、それでも多過ぎて(上掲は一例でしかなく)どれが質問の主旨にとって役に立つ情報なのか・・・
お忙しい勤務の中で大変だとは思いますが、一つひとつに目を通してみるしかないかもしれません。

hizaさん > コンサルタントの指摘であらゆる経費・消耗品・廃棄物の処理費用を見直しております。私は廃棄物を担当しています。
ronpapa > hizaさんは事務方または管理ご担当と思うのですが、廃棄物テーマの担当は貴方お一人ですか? (コスト削減テーマに取り組む場合、どんな優れたプランがあっても最後は一人ひとりの認識と行動力の問題になると思います。指導は環境コンサルタントではなさそうですが、会計コンサルタントですか?)

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。参考にして、勉強させていただきます。
私は病棟勤務の看護師です。廃棄物の現状を担当しています、費用関係は別の担当者がいます。経営コンサルタントからは、各部署で改善すべき点を洗い出すために現状を明確に把握するよう要請されています。その中で、他院の情報も集めたいと考えているのです。

No.34517 【A-5】

Re:病院排液の処理の実態について

2010-04-07 16:13:18 花曇り (ZWld335

液状の感染性廃棄物の量が多いか少ないかは手術の種類や術式、件数、感染症患者の人数・病状など雑多な要素があり、一概に他病院と比較することは意味がありません。
それでも、疑問に応える回答がないようなので、以下に私見を述べます。

外科手術では出血量はわずかでも術野確保や創部感染の防止のために洗浄用生理食塩水が大量に使用されます。これらをすべて感染性廃棄物とする病院もあれば、血液・体液の混入のない生理食塩水は感染の恐れはないとしてそのまま下水に廃棄している病院もあります。一般的には後者のほうが圧倒的に多いと思います。ちなみに、歯科医院では液状物はほとんど下水廃棄されています。

検査後の血液検体は感染性廃棄物として処理されますが、尿・便・喀痰は一般検査に使用したものは検査室内の汚物流しから下水へ廃棄されます。一方、微生物検査に使用した検体は感染性廃棄物として処理されています。

病棟では感染症患者由来のものか否かで異なります。一般患者の吸引喀痰や嘔吐物は血液混入が見られなければそのまま下水廃棄、感染症患者のものは感染性廃棄物として処理されています。使用済み紙おむつの分別基準とほぼ同じです。

大雑把に以上が一般的だと思いますが、実情は個々の病院により異なっています。しかし、感染性廃棄物処理マニュアルを字義通り解釈すると「???」のところも多々あるので液状の廃棄物個々に関する微妙なところは文書化されて一般に公表されることはほとんどありません。
医療機器や環境関連設備メーカーなどは上記の液状物はすべて感染性廃棄物だとして様々な製品を開発しています。湿性生体物質には潜在的な感染の恐れがあるとする感染制御の基本を考え、感染性廃棄物処理マニュアルを素直に読めば、メーカー側の言い分のほうが正しいように思うのですが、そうした機器や設備はコストがかかるため、導入している病院は少数に過ぎません。
以上、ご参考まで

回答に対するお礼・補足

的確なご回答ありがとうございました。大変参考になりました。心よりお礼申し上げます。

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