一般財団法人環境イノベーション情報機構
TDSと排水処理
登録日: 2010年04月01日 最終回答日:2010年04月03日 水・土壌環境 水質汚濁
No.34464 2010-04-01 23:51:05 ZWld325 タロウ
TDSについて
質問1
TDSとは、溶解固形成分の事であるとの事ですが、これがよく分かりません。
溶解しているということは、イオン化していると理解しているのですが、この言葉の中に、何故、固形と言う言葉が入るのでしょうか?
質問2
廃水処理、一般の活性汚泥のような方法でTDSは、処理水TDS値は、落ちるのでしょうか?
落ちるならば、どの程度でしょうか?そして、そのメカニズムは?
質問3
膜分離による、廃水処理が最近増えてきているようですが、
その方法で、処理水TDS値は、落ちるのでしょうか?
その場合使われる膜は、RO,UF,MF、等のどちらでしょうか?
基本的な質問ですみません、宜しくお願いします。
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No.34470 【A-1】
Re:TDSと排水処理
2010-04-02 06:38:57 たそがれ (ZWla61d
>質問1
>TDSとは、溶解固形成分の事であるとの事ですが、これがよく分かりません。
>溶解しているということは、イオン化していると理解しているのですが、この言葉の中に、何故、固形と言う言葉が入るのでしょうか?
全溶解性物質、あるいは溶解性蒸発残留物という表現が妥当だと思います。いずれにせよ、ろ過後の溶解成分を煮詰めたものです。ほとんどが可溶性の塩類ですので蒸発させれば塩類が固形分として出てきます。
>質問2
>廃水処理、一般の活性汚泥のような方法でTDSは、処理水TDS値は、落ちるのでしょうか?
ご存知のように活性汚泥法は有機物の分解が主目的であり、沈殿槽では金属類もある程度沈殿させることはできるでしょう。しかし可溶性の塩類はほとんど無理、と考えるのが普通です。
>質問3
>膜分離による、廃水処理が最近増えてきているようですが、
>その方法で、処理水TDS値は、落ちるのでしょうか?
>その場合使われる膜は、RO,UF,MF、等のどちらでしょうか?
膜には詳しくないのでUF MFのことはわかりません。しかしRO膜で塩類は一般に処理されています。(コストはすごいと聞いていますが)
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
やはり、活性汚泥法では無理なんですね。
膜については、他の方の回答を待ちたいと思います。
ありがとうございます。
No.34489 【A-2】
Re:TDSと排水処理
2010-04-03 12:48:34 sos (ZWla85
問3ですが
以外に難しい質問で
溶解性塩類を除去できるのはROのみです。
ただし、
MF,UFでTDSが下がらないかというと
下がることが多々あります。
それはTDSは1μのろ紙でろ過したろ液の蒸発残留物ですので
MF,UFのように0.1μ以下の孔径を持つ膜でろ過すれば
溶解しておらず1μを通過した蒸発残留物が除去できるからです。
ただし、UF,MFは溶解性塩類の除去を目的としていないため
原水のTDSがどこまで落ちるかということは
実際に通してみないと分かりません。
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