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環境Q&A

産業廃棄物の種類別の減量率について 

登録日: 2009年12月09日 最終回答日:2009年12月18日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.33801 2009-12-09 14:03:42 ZWl8355 さっきー

弊社の環境報告書を作成する際に、処理業者で焼却処理した場合の減量率をどうするかについて議論が社内でなされています。

その処理業者に聞いたところ、100の産業廃棄物を受入れ、7の焼却灰や飛灰を埋め立てているとのことで、7%の埋立率を採用しようとしました。

すると、木くずと廃プラでは減量率が違うのではないかとの議論になり、世間一般で産業廃棄物の種類毎に減量率の原単位があるのではないかとのことになりました。

私、ネットで調べてますが見当たりません。ご存知の方いらっしゃったら教えて頂けたら幸いです。

宜しくお願い致します。

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No.33817 【A-1】

Re:産業廃棄物の種類別の減量率について

2009-12-11 19:37:47 おせんち (ZWlb24a

>貴社の混合廃棄物の処理委託先の処理業者が貴社の廃棄物に加えてその他の事業所の廃棄物を合わせて焼却処理している場合に。7%の焼却灰が生じたとしても、その内の貴社の廃棄物の焼却灰を特定することは出来るわけがありません。更に、その中の廃棄物の種類毎の減量率を求めることは、なおさら出来ません。
 そのあたりは承知してのご質問だと思います。個々の廃棄物を種類毎に単独焼却して焼却灰の率を求めても、混合焼却した場合と条件が異なり、その値を利用できません。未燃分0%まで焼却しても、廃棄物毎の焼却灰成分の相互の化学反応により単独焼却の場合と残さ成分、残さ量が異なります。
 仮に、混合焼却物毎に焼却灰の量が推定できたとしても、灰冷却で吸収した水分量が灰の成分毎に異なります。学問的、研究的には、面白いテーマでしょうが、実務的にはあり得ない話です。
 おそらく、社内の少々廃棄物聞きかじりの方々の自主規制レベルが、行政レベル、一般社会レベルの要求よりはるかに高い水準を目指して、出来ない相談まで要求しているのでしょう。そんな所まで企業としての道義的責任を持ち込まなくても良いはずです。おそらく、指導行政側もそこまでの情報を要求しないはずです。
 しかし、社内では、よくある話です。物知り顔で出来ない相談を部下の担当者に要求して困らせるのです。「馬鹿も休み休み言え」などと言わないで、適当に説得して、切り抜けてください。あなたは、将来部下にそんな要求をしないようにしましょう。もっと大事な話があるはずです。残念ながら、何処にでもある話です。

回答に対するお礼・補足

ご回答誠にありがとうございます。

まず前半部分につきましては、文献で個々の種類での「灰分」のデータはありました。しかしながら、論じておられる様に混合の場合はそうはいきません。その辺についてどうするべきなのかはゆっくり判断していきたいと思います。

また後半6行につきましては非常に心が軽くなります。日本のこの若い芽を摘む的な風土はどうにかして欲しいものです。勿論、私はその様な大人になるつもりはもうとうございません。

色々とアドバイスありがとうございました。

No.33874 【A-2】

Re:産業廃棄物の種類別の減量率について

2009-12-18 23:52:57 ひぐまファン (ZWlcff

焼却処分行業者は行政の指導で、廃棄物の性状を確認するための機器を導入するよう言われています。
廃油の引火点測定や廃液のpH測定が廃棄物の性状を確認する為の機器なわけですが。
業者によっては熱しゃく減量も測定できるので廃棄物の個々の減量率をそれなりに答えることは可能です。
ただし、実際に焼却炉で他の廃棄物と混合し燃焼させるときと、試験的にラボで行う結果では誤差が生じると思いますが・・・
ちなみに熱しゃく減量から求めた減量率と焼却灰の量は理論的にイコールではありません。


他の処分業者へ問い合わせてみたら如何でしょうか!?
求めている回答は得られるかもしれません

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。

どこの業者につきましても、単一での測定は行っていないとのことです。

@サーマルリサイクル93%、埋立7%
Aサーマルリサイクル85%、マテリアルリサイクル14.8%、埋立0.2%

等の回答が帰ってくるだけです。

おっしゃる通り、混合で燃やした場合はまた条件が変わりますしね。
必然的に未燃物が増えることも予想されますよね。

適切なアドバイスありがとうございます。

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