一般財団法人環境イノベーション情報機構
アスベスト分析(吹付けバーミキュライト)について
登録日: 2009年09月08日 最終回答日:2009年09月13日 大気環境 大気汚染
No.33278 2009-09-08 12:31:37 ZWl6af ルミオン
平成20年にJISが改正になり、新たにバーミキュライトの分析方法が追加になりましたが、この方法の中に顕微鏡による分散染色法がないのは何か理由があるのでしょうか?ご存知の方、またはどこかにそのような記載ありましたら教えてください。
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No.33281 【A-1】
Re:アスベスト分析(吹付けバーミキュライト)について
2009-09-08 18:17:30 火鼠 (ZWl8329
石綿のJISは、基本的に日本作業環境測定協会が、主導してませんか?
ですから、そこに聞くのが一番早いのではないでしょうか?
また、石綿のJISは、どっかの教授で、日本に分散染色を、持ち込んだのかもしれません。また、日本の顕微鏡メーカに40倍の対物レンズを作らせたのも、この方と、日本作業環境測定協会のメンバーかもしれません。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございました。日測協に問い合わせしたのですが、FAXで質問するよう言われ、したものの回答は来ず・・・で。
No.33290 【A-2】
Re:アスベスト分析(吹付けバーミキュライト)について
2009-09-09 12:47:48 アスベスト分析屋 (ZWla85f
ただし、バーミキュライト含有といっても「バーミキュライトが主成分でその他の物質が判別できれば、この方法を行え」と日測協が言っています。その他の物質をすべて判別するのはとても難しいので、通常のJIS法で行った方がいい場合もあります(本当にケースバイケースです)。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。大変参考になりました。やはりアスベスト分析は未だ問題の多い方法だという事ですね。
No.33320 【A-3】
Re:アスベスト分析(吹付けバーミキュライト)について
2009-09-13 07:32:03 火鼠 (ZWl8329
バーミキュライトやその他の粘土鉱物内にクリソタイルがある場合、
顕微鏡観察では、クリソタイルは粒子を吸着して1.55の分散液では見つかりにくいことがあるのではないでしょうか?
私は、粘土鉱物の場合、先に1.68の分散液でクリソタイルを見つけます。色はありませんが、繊維形状が出ると思います。また、クリソタイルのstは、カルフォルニア産の石綿で顕微鏡下では、発色がいいのですが、国産の石綿(製品にはなっていないでしょうが)だと、発色がかなり曖昧なものもあるようです。この場合、3強線の大きさも変わります。このようなことから、最近の分析手法の中にやたら分析装置付きの走査電子顕微鏡がでてくるのではないでしょうか?
要するに、石綿分析は問題が山積みで、分析方法を決定する人たちが逃げ出したいと思っているのではないでしょうか?
だから、石綿以外の成分まで、分析しろなどと訳のわからん説明になるのではないでしょうか?
一般の分析なら、目的成分をクリーンアップして夾雑物を抜けというのが普通とおもいます。
相手は鉱物なので、産地の違いにより結晶化度が違うとか、含有物の微妙な違いで、X線なら、3強線のバランスが変わるし、分散染色なら屈折率が変わると思います。
その辺を今頃きづいたが、取り返せないので曖昧に、且つ強引に方法が変化しているのではないでしょうか?
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。詳細に説明いただき大変参考になりました。
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