一度に多量の風船飛ばしは違法行為なのでは?
登録日: 2009年09月05日 最終回答日:2009年09月11日 ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)
No.33248 2009-09-05 20:51:37 ZWlbe18 あきら
こんにちは。
以前このQ&Aで「風船飛ばしはゴミ散らしか?(No.5824)」という
質問がありましたが、
承知の上で同様の質問をします。
先日、とある東京の国立競技場の3日間にわたる人気グループの
コンサートで、1日につき5万個のゴム風船が飛ばされました。
3日間で15万個、ゴム風船1個3グラムとして約450Kg
(冷蔵庫50Kgにして9台分の重さ)の産業廃棄物でいう
ゴムくずが周辺地域や海洋に撒き散らされたことになります。
(1度のイベントでです)
日本では一般住民の投げ捨て行為では700〜800グラムのごみ。
事業者でも歯科医が270Kgの石膏の不法投棄で摘発を受ける
事例が出てきていますが、この大量(約450Kg)の風船飛ばしの
行為は低排出ごみの社会の流れに逆行しているように見えます。
(15万個も飛ばす必然性も理解ができません。)
私は少なくとも風船飛ばしは、海外では飛ばす数の規制や罰則のある
国や都市は知っているのですが、法律で「風船飛ばしの上限の制限が
ない」ことを明示している国は聞いたことがないのです。
近頃は事業者だけでなく一般住民も有料のゴミ袋にごみを入れないと
ごみを回収してくれない自治体が増えていますが、そんな世の中で
イベントの従事者がお金をもうけるためにごみをばら撒く。
場合によってはごみの落ちた地域のイベントと無関係な住民が
片付ける。
おかしいと思うのです。 ごみの負担が不公平にも思えます。
どこのバルーン業者のホームページを見ても「風船は土にかえる」
という紋切り型の回答しか書かれていませんが、「自然にかえるなら
ごみをばら撒いていい」のであれば、大量の古紙なども適当に
ばら撒いて捨てていいことになります。でもそんなことは
ありえません。
みなさんはこの多量の風船飛ばしの行為は廃棄物処理法を
はじめとする法律の違反行為だと思いますか?
総件数 5 件 page 1/1
No.33295 【A-1】
Re:一度に多量の風船飛ばしは違法行為なのでは?
2009-09-09 15:29:45 デスク中 (ZWl4146
廃掃法上からの定義はそのものが有価物か否かという議論ですが。
土に帰るとはいえ土に帰るまでは第三者からみるとごみと判断されればそれは不法投棄に当たるといえるのではないかと思います。
また、その落ちた風船をゴミとして片付けをしている時点でゴミなのだからあまり議論する意味もないでしょう。
当然のことながらその責任は排出者(イベント会社)が追うこととなるでしょうけれど矛盾しますね?
回答に対するお礼・補足
コメントを下さったみなさま。ありがとうございます。
私ですが、実は数年前ですが、風船のひもがハトの足に絡んでいるところを
実際に目撃をしています。
ハト自身も必死にひもを頻繁についばみはずそうとしてしていましたが、
そのときの写真を撮れただけで、捕まえることができませんでした。
(この件については日本鳥類保護連盟にもレポートとして提出しています。)
↓私のバルーン関係の記事のブログです。
http://soratobi1.blog73.fc2.com/blog-category-1.html
そのときからですが、バルーン業界の多くが掲げる風船飛ばしの環境への
影響評価について疑問を持つようになりました。
日本と同様に周辺が海で囲まれているイギリスでは国の海洋保全団体
(MCS)が10年以上にわたる継続的な環境調査で海岸で見つかった風船の
数の調査で数量が3倍にも増えたため、現在風船飛ばし反対キャンペーンが
行われています。
一方で...
実は日本のとあるゴム風船会社など数社と国(フィリピン)と合弁で
フィリピン国内にゴムプランテーションを植林し、2010年秋頃から
本格的な風船の原料ラテックスの採取を始めるということで、今後
ゴム風船の生産量増大による住民の生活環境の美化、自然環境、
海洋環境などを配慮しない風船飛ばしが増えるのではないかと
懸念しています。
(風船飛ばしは風船の消費量を増やす手っ取り早い手段のひとつです。)
日本の環境の法整備は遅れているといわざるを得ませんが、日本でも
度を越えた風船飛ばしの行為は廃棄物処理法や鳥獣保護法、海岸漂着物
処理推進法などのからみで、問題があるのではと思い質問を致しました。
デスク中さま
ゴミであるかゴミでないかは、結局は「拾う側」が決めることなのだろうと思います。
でも昨年の同イベントでも10万個の風船が飛ばされましたが「有楽町線小竹向原
付近〜西武線江古田駅付近〜都営線練馬春日町駅」周辺に風船が大量に落下
したということです。
ただ、イベント関係者がそれらを片付けたかというと...そんな話は聞きませんね。
(これでは大規模のタバコの投げ捨てをしているのと変わらないような気もします。)
No.33300 【A-2】
Re:一度に多量の風船飛ばしは違法行為なのでは?
2009-09-09 20:50:01 Lake (ZWla752
お気持ちはお察ししますが、風船飛ばしを「ゴミの不法投棄」というにはムリがあると思います。
イベント会社は「風船」を飛ばしているのであって、ゴミをまき散らしているのではありません。
いずれゴミになるではないか、というのなら、ビラ配りやティッシュ配り、商店での過剰包装も、営利目的でゴミをまき散らしていることになりますね…
もちろん、イベント会社を無批判に擁護しているわけではありません。風船を飛ばすことに対する社会的責任は負わなくてはならないと思います。しかし、何でも法で縛ろうとすれば、ものすごく息苦しい社会になります。
回答に対するお礼・補足
Lakeさま
>お気持ちはお察ししますが、風船飛ばしを「ゴミの不法投棄」というにはムリがあると思います。
現行の廃棄物処理法では不法投棄はムリなのかもしれませんが、今後の業界のイベントの実施状況や
法の改正の内容にもよるのでしょう。
>イベント会社は「風船」を飛ばしているのであって、ゴミをまき散らしているのではありません。
「飛ばした風船」の分類ですが、(廃棄物処理法)第2条の不要物★に相当する産業廃棄物のゴムくずに
該当するのではないでしょうか?(あくまでも個人的な見解ですが)
野球場のジェット風船の飛ばし行為も、そのゴミを回収する人がいるはずです。
風船飛ばしも規模が大きくなれば、当然行為の後の環境への影響を考えなければいけない
でしょう。 現実には天候、風向きやさまざまな条件により、均等にばらばらに落下せず、
住宅地など地域にまとまって落下するおそれもあるからです。
>いずれゴミになるではないか、というのなら、ビラ配りやティッシュ配り、商店での過剰包装も、
>営利目的でゴミをまき散らしていることになりますね…
イベントが終わりチラシが余ればイベントの主催者がチラシを処分する責任があると思いますが、
そのチラシを来場客が受け取れば、受け取った来場客がそのチラシを処分する際に責任を持たなければ
ならないと私は思うのですけどね...
>もちろん、イベント会社を無批判に擁護しているわけではありません。風船を飛ばすことに対する
>社会的責任は負わなくてはならないと思います。しかし、何でも法で縛ろうとすれば、
>ものすごく息苦しい社会になります。
本当はバルーン業界やイベント業界が自主的に常識的な数量で飛ばせば問題はないのですが、
その意識が業界に希薄なことが、私がこの質問をするきっかけを作ったのかもしれません。
大規模の風船飛ばしというのは、資材の費用もかかるため個人ではなく大企業や資金のある
団体が行うことが多いのですが、欧米ではおおむね10万個規模での行為を行うと環境団体
によるイベント主催者に対する風船飛ばしの抗議活動が起きることが多いのです。
日本では中国や韓国からの漂着ゴミの問題がニュースで流れることも多いですが、海に囲まれた
日本での大規模の風船飛ばしの行為は結果的に海洋投棄につながる可能性が大きいことから、
今後も動向を注目していく必要はあると思います。
なお、日本の各地や場所では一般市民を対象にした、タバコ、空き缶、夜間の花火、携帯電話、
犬のフン..といろいろなものに対する条例やルールが地方自治体や団体により施行されています。
日本人の公共でのマナーが低下している現実がある以上はやむをえないこともあると思います。
★:不要物は「占有者が自ら、利用し、又は他人に有償で売却することができないために不要になった物」
という解釈が当時の厚生省環境衛生局環境整備課長通知にあります。
「占有者が自ら利用し不要になった物」という解釈ができるような気がします。
No.33308 【A-3】
Re:一度に多量の風船飛ばしは違法行為なのでは?
2009-09-10 22:13:22 環境担当者 (ZWl471b
そういうのは行政に発言すべきでしょうし
イベント会社、広告社などに抗議すべきと思います
私は許せない行為だと考えます
回答に対するお礼・補足
環境担当者さま
実はイベント主催事務所に投書しようとしましたが、連絡先がわかりませんでした。
(24時間電話案内だけとは...)
なので、環境省のMOEメールに先日投書を行っています。
排出事業者の責任として...
事業者は、自らの事業活動に伴って生じた廃棄物について適正に処理する責任を有するとともに、
事業活動に伴って生じた廃棄物の再生利用等による減量化に努め、製造、加工、販売等に係るその製品、
容器等が廃棄物となった場合において、適正な処理が困難になることのないようにしなければなりません。
...とあります。
事業者は広場などで行うイベント業者なども含まれますが、過剰な風船飛ばしの行為は
「自らの事業活動に伴って生じた廃棄物について適正に処理する責任」や「廃棄物と
なった場合において、適正な処理が困難にならないようにしなければならない」という項目に
逸脱し、住民の生活環境の美化、自然環境、海洋環境に影響を与える恐れがあるのでは?
と私は思うのです。
(イベントの依頼主に無茶な数量を要求されても、環境を配慮して飛ばす数を必要最小限まで減らす
努力が施工者に求められるのではないでしょうか? 15万個というのは、行為を見過ごすことで
今後その規模あるいはそれを超える規模での風船飛ばしの行為が常態化(x10〜※)した場合の
環境への影響を考えると無視はできない数だと思います。)
※日本の音楽アーティストのコンサートやイベントではバルーンドロップの行為は結構行われているので、
風船飛ばしも年間10回以上行われる可能性は十分にありえます。
No.33309 【A-4】
Re:一度に多量の風船飛ばしは違法行為なのでは?
2009-09-10 23:10:15 おせんち (ZWlb24a
しかし、ある小企業の経営者から相談されたことがあります。奴等(監視員)は、役所から岡っ引きの資格をもらって、地域住民、企業のまわりをうろついていちいち、うるさく注意して回っている。とても気分が悪いとのことでした。確認してみると、役所では、そんなことを頼んでいるのではないと言っていました。建前では。
環境問題を語ると誰でもが正義の味方「岡っ引き」になってしまいます。実に嫌な、不愉快な感じを受けるのですが、そんなことおくびにも出せません。誰でもが建前を探し出して対応しています。中には、より厳しい、正義の程度の高そうな建前を探して主張してまいります。環境問題は、煽らなくてはいけないと思い込んでいるようです。それでも少しずつ環境が改善されていきます、言ったことが利いたのだと思い込みます。
自動車公害をなくす集会に、特に厳しく言い張る連中が全員自動車で駆けつけるのはごく当たり前です。煙草を吸いながらダイオキシン対策の不手際を厳しく言い募る連中もいます。すべて公の責任に転嫁したいようですし、公は黙って責任を引き受けます。
以上は、実に嫌な本音の話です。しかし、そんなことあり得ない、嘘だと言い切ることが出来るのです。風船など、面白そうな話を見つけ出して深刻がっているようで、あまり愉快ではありません。
回答に対するお礼・補足
おせんちさま
自治体の環境監視員制度ですが、私は初めて知りました。(不勉強で申し訳ありません。)
言っていることとやっていることが違うという違和感は感じますね。
>風船など、面白そうな話を見つけ出して深刻がっているようで、あまり愉快ではありません。
以前ならば私もこの質問を見てそう思っていたかもしれません。 ハトの足に風船のひもが絡んでいるのを
見るまでは。
私も「岡っ引き」だと思いますが、環境を考えずに好き放題なことをしていると「岡っ引き」を
増やす結果になりかねません。
やはり、業界関係者の方には自主的に常識的な「モノの程度」というものを考えてもらいたいものです。
No.33310 【A-5】
Re:一度に多量の風船飛ばしは違法行為なのでは?
2009-09-11 06:45:53 ニンジャ八百六十八郎 (ZWlc319
と推測しました。
風船は次の特徴があると考えました。
1 散逸すること
2 分解すること
3 排出場所が不定
4 ゴミ総量が少ない(イベント時のみで定常的にやっていない)
以上から導かれることは
(1) 落ちているゴミとして一般人があまり見かけない
(2) 実際に被害があった旨の報告がない、または非常に少ない
(3) 1ヶ所に堆積して見た目が悪くならない
よって、現在の状況では冒頭の言葉となり、
規制すべき対象と認識されていないのではないでしょうか。
ちなみに、
not 2
すなわち、分解せずに残る材質だった場合、
鳥や亀の体内から出てきたり、
海岸漂着物にたくさん現れたりします。
さらに、
not 3 (+not 4)
ある特定の場所で頻繁に行われていたりすると、
流石に付近で目に付くようになり、
気にする人が出てくるでしょうから
規制の流れになると思います。
もっとも、この場合は条例での規制が良いかと思われますが。
※(3)は最近できた海岸漂着物処理法を意識しました。
http://www.env.go.jp/earth/marine_litter/
ゴミによる景観への影響がクローズアップされたことによる
一つの結果と感じます。
この法律が進んだ場合、原因の一つとなるポイ捨て行為は
今後どうなるのでしょうか。
回答に対するお礼・補足
ニンジャ八百六十八さま
>現在の状況では目に見えた環境上の影響が出ていないからではないか
>と推測しました。
>風船は次の特徴があると考えました。
>1 散逸すること
>2 分解すること
>3 排出場所が不定
>4 ゴミ総量が少ない(イベント時のみで定常的にやっていない)
>以上から導かれることは
>(1) 落ちているゴミとして一般人があまり見かけない
>(2) 実際に被害があった旨の報告がない、または非常に少ない
>(3) 1ヶ所に堆積して見た目が悪くならない
>よって、現在の状況では冒頭の言葉となり、
>規制すべき対象と認識されていないのではないでしょうか。
確かにそれはいえるのかもしれません。 一般的な見識からいえば。
ただし、実際にはいろいろな現状、側面から環境への影響を見る必要があります。
>1 散逸すること
偏西風の影響のほか、地形、季節、時間帯、天候、気温、風向、気流の影響や
さまざまな条件により変わる可能性があります。
会場近辺で落ちる可能性の高いケースとしては...
大規模な風船飛ばし最初の方でガス入れした風船(ガス注入作業に時間がかかり、その間に
ヘリウムが抜け浮力が弱るため。一般には浮力は4時間程度しか持たないといわれます。)
ガスを入れすぎた風船(上昇が早く、膨張により短時間に破裂し落下)
雨天時の風船飛ばし(風船の表面に付いた雨粒の重さで浮力が減り落下しやすくなる)
無風、もしくは風の弱い日
晴天時(直射日光による気温上昇や紫外線によるゴムの酸化で破裂しやすくなる。)
...etcなどあげられるかと思います。
>2 分解すること
>not2 分解せずに残る材質だった場合(あるいは分解が進んでいない場合)
ゴム風船は一般に劣化▲に数週間や数ヶ月はかかるといわれます。
しかし実際には原料ラテックスに入れたゴム添加剤(加硫促進剤、着色料、
劣化防止剤etc)や製法、置かれた環境によって大きく変わります。
(極端にいえばメーカー、ブランド、風船の色によっても劣化のしやすさは大きく変わります。)
また、バルーンアート用のゴム風船は膜の強度やバルーンアート作品の維持の都合上、
膜が肉厚で劣化防止剤が多い傾向があるため、劣化しにくいことが多いですが、
現実には風船飛ばしにも使われていることが少なくありません。
(ただし、製品には「原料:天然ゴム」とだけ記され、具体的な使用薬品が明記されることは
ありません。このことが一般消費者にゴム製品の本質を誤解させているという指摘もあります。)
>3 排出場所が不定
>4 ゴミ総量が少ない(イベント時のみで定常的にやっていない)
>not 3 (+not 4)ある特定の場所で頻繁に行われていたりすると、
>もっとも、この場合は条例での規制が良いかと思われますが。
これについては今後のイベント業者の行動次第でしょう。
意図的に大量の風船飛ばしを行わなければ、問題にはならないでしょうから。
よくバルーン業者のページにこんなことが書かれています。
1994年3月に、先の環境庁長官は次のようにコメントしています。
「環境庁としては、今後ともバルーンリリースを制限する意図はなく、法律で規制することはまったく考えていない。」
...とありますが、地球温暖化や海洋汚染の問題が今のように顕在化していなかった時代。
環境庁もいまや環境省となり「海岸漂着物処理法」を制定する時代になりました。過剰の風船飛ばしで
海岸に風船が多量に打ち寄せるようになれば、「海岸漂着物処理法」による税金投入で回収することにも
なるわけで、一般市民の環境意識の高まりによっては何らかのアクションをとらざるを得ない可能性も
あるのではないのでしょうか。
●補足
風船のゴミで問題となのは、むしろ陸地より海水域や海岸部でだろうと思われます。
ゴム風船は水や海水より比重が軽いので割れていても水面に浮くのですが、
インターネット上では海鳥が風船のひもに絡んで死んでいるのをよく見かけます。
水面に近い魚を捕らえるような海鳥が風船をエサと間違えているのかもしれませんし、
漂流する海草などに風船がまぎれると、海鳥に限らず海棲生物の誤飲の可能性は
高まるのかもしれません。
近年の世界規模の2日間にわたるビーチクリーンアップ運動でゴム風船は約6万個も
見つかったという調査結果があります。 浜辺に打ち上げられるゴミの量は氷山の一角。
調査した海岸も調査時間も人員も当然限られたものだと思いますが、分解される商品に
しては数が多いのでは?と思います。
アメリカ・テキサス州の2倍もの大きさがある太平洋のゴミ海域「太平洋ゴミベルト」の問題。
海に捨てれば何とかなるとは限りません。
【ナショナルジオグラフィック・太平洋ゴミベルト”の実態調査】
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=68541809
何年か前の使い捨て100円ライタープロジェクトという漂流ゴミの追跡調査で、
太平洋上のミッドウェー環礁で捕獲された死亡したコアホウドリのヒナの体内から
出てきた100円ライターの6割が日本から排出された物であったという話も
あります。 (つまり日本がワーストです。)
また案外知られていないことですが、日本でもイベント主催者などによりガス風船に
使われる生分解されないプラスチック製バルブやクリップを付けて一緒に飛ばして
いるケースも少なくないのです。
海洋投棄については日本に限らず世界的規模の問題。
残念ながら日本からの漂着ゴミの影響は日本国内だけの調査では全容の把握は困難。
ですが、東方に太平洋が広がる環境立国日本の場合、「いつかは分解されるから海に投げ捨てる」
的な国の海洋汚染に対する方策次第では、時として諸外国から日本の環境政策の真剣さが疑われる
可能性はあるのかもしれません。
>※(3)は最近できた海岸漂着物処理法を意識しました。
>この法律が進んだ場合、原因の一つとなるポイ捨て行為は
>今後どうなるのでしょうか。
海岸漂着物処理法は誤解を恐れずにいえば「海岸清掃促進のための税金投入策」では
ないかと思います。
(予算は2009年度から3年間で約50億円超だったでしょうか...。)
民主党が与党になって、ムダ金を一掃しようとする様子をみんなが注目しています。
継続的に行われている悪質なポイ捨て行為は廃棄物処理法により、少量であっても
逮捕されています。
「ゴミのポイ捨てで税金を使うんじゃない!」とみんなが思うのであれば、環境意識は
きっと変わるのではないかと思います。
▲:ここではあえて「分解」ではなく「劣化」という表現にします。
ゴム風船が分解され跡形もなくなるのはゴム風船の種類(使用された添加剤や製法など)や
分解環境によっても大きく左右されるからです。
(とある個人サイトによる風船分解経過実験では7年経過しても風船はなくなりませんでした。)
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