生物ろ過がなぜ必要か?
登録日: 2009年05月07日 最終回答日:2009年05月12日 水・土壌環境 水質汚濁
No.32041 2009-05-07 11:12:55 ZWlc48 山田
最終処分場についてなんですが、埋立物を焼却残渣、不燃物に限定しているため無機塩類をターゲットにした処理施設です。
水質データ(原水)
pH7.4 BOD 12(mg/L) COD 19(mg/L) SS 4(mg/L)
溶解性蒸発残留物 17600(mg/L) NH₄-N 8.4(mg/L)
NO₃-N 0.2未満(mg/L) Cl⁻ 9000(mg/L)
Ca²⁺ 1000(mg/L)
水質データ(RO処理水)
pH5.9 BOD 1未満(mg/L) COD 1未満(mg/L)
SS 1未満(mg/L) 溶解性蒸発残留物 140(mg/L)
NH₄-N 0.1未満(mg/L) NO₃-N 0.3未満(mg/L)
Cl⁻ 61(mg/L) Ca²⁺ 0.1未満(mg/L)
浸出水処理フロー
浸出水>凝集沈殿>生物ろ過>活性炭>MF膜>RO膜>UV滅菌装置>放流
↓ ↓
脱水ケーキ イオン交換膜
↓
乾燥機
↓
乾燥塩
このような施設で、生物ろ過を用いているのはアンモニア、亜硝酸イオン、硝酸イオンを除去してRO膜に負担を軽減させるためですか? 又、亜硝酸イオン、硝酸イオンは活性炭、MF膜では除去できないですが、RO膜なら除去できますよね?
それと、イオン交換膜を通水した水はどこに行くと思いますか?
だれか詳しく教えて頂けると有り難いです。よろしくお願いします。
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No.32057 【A-1】
Re:生物ろ過がなぜ必要か?
2009-05-09 14:43:36 papa (ZWlbd18
水処理の単位装置についてさみだれ的に質問されているようですが、このQAで体系的な処理装置についての知識を得るのは不可能と思います。
そういった疑問がありましたら、基礎からきちんと学ぶ必要があると思います。そのための書籍はいちいち紹介しませんがいくらでもあります。
ところで、最終処分場排出水の脱塩処理を行うことは水溶性無機汚泥の海洋投棄ができない現況では無機塩類処理の無限連鎖になってしまいます。水溶性無機塩類は河川を通じで海域へ循環することこそ永続的な処理となることをもう一度考えてみてください。
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。
水溶性無機塩類が河川を通じることで、生態系の影響(淡水魚)や農作物の影響などが考えられますが、塩類を処理させずに河川の自浄作用などできれいにするということですか?
No.32068 【A-2】
Re:生物ろ過がなぜ必要か?
2009-05-11 00:01:59 papa (ZWlbd18
海域の塩分濃度が陸水よりも高いのは地球上の水循環の結果としてそうなっているのであって、廃水処理において水溶性の塩類は除去すべき対象ではなく河川を通じて海域に循環させることが自然の摂理と考えます。
保存食料品製造で輸入塩蔵品の脱塩処理はごくふつうに行われていますが、多量の塩分を含むこれらの処理水が処理場や河川で甚大な被害を発生させている例は聞いたことがありません。
回答に対するお礼・補足
そうなんですか、知りませんでした。 詳しく教えていただきありがとうございました。
No.32076 【A-3】
Re:生物ろ過がなぜ必要か?
2009-05-12 06:53:33 たそがれ (ZWla61d
途中でフローが二つに分かれていますが、書き方が間違っているのではないでしょうか。イオン交換膜装置一つとっても7〜8年前は数億円のイニシャルコストがかかったと聞いています。
通常、このような設備を持てるのは最低、官民共同で立ち上げた第三セクターの処分場くらいです。このようなところはホームページも充実しているでしょうし、実際にいかれれば見学コースも設けられているでしょう。
その地域性に合わて作った処理設備をここで聞かれても、回答者は大変苦しいのです。
ただ、一般論ですが無機塩類を想定といっても安全側に立って生物処理装置を付加させるのは常識です。
また、私の知っているところは、放流水が農業用水として使用されるため、泣く泣く脱塩処理をやっています。
回答に対するお礼・補足
すいません。フローが違っていました。イオン交換膜の位置はRO膜の濃縮水に用いています。丸投げな質問に答えて頂きありがとうございました。
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