ヨウ素溶液の濃度と滴定値

No.32024 2009-05-04 07:12:32 ZWlbc32 たんばりん

化学の基本的なことですが教えて下さい。

下水分析法のヨウ素消費量の項目に使用する試薬はヨウ素１．３gと補助剤のヨウ化カリ２ｇ、これを１Lにする旨がかかれています。
同じ下水処理法の最初の方の項目に試薬の作り方が書かれていて、この作り方の試薬は0.01mol/Lヨウ素溶液とのことが書かれていました。
どう計算しても0.01mol/Lにならないのですが、計算方法や考え方を教えていただけたら光栄です。

また、ヨウ素消費量のブランクの滴定値はだいたい10ｍｌ弱ですが（ヨウ素10ｍL使用）、
市販の0.005mol/Lのヨウ素溶液を１０倍に薄め20ｍLで同じブランク操作をすると滴定値が倍近くになります（別の分析で検討中）。
希釈と検水と滴定値は単純なものではないのでしょうか？

以上、よろしくお願いします。

No.32029 【A-1】

Re:ヨウ素溶液の濃度と滴定値

2009-05-04 14:13:32 yone （ZWl7d2

こんにちは。

規定濃度とモル濃度の違いです。
規定濃度の0.01N/ｌが正解。
モル濃度なら0.005mol/ｌとなります。
0.005mol/ｌのヨウ素溶液を20ml使用すれば、滴定液量は２倍になって当然。

回答に対するお礼･補足

滴定量の件は分かりました。
下水分析法に規定ではなくモルで1.3ｇを1Lで0.01mol/Lと書いてあったのが引っかかっていました。

ありがとうございました。

No.32030 【A-2】

Re:ヨウ素溶液の濃度と滴定値

2009-05-04 14:29:57 たんばりん （ZWlbc32

>市販の0.005mol/L

0.05mol/Lの間違いでした。すいません。

No.32032 【A-3】

Re:ヨウ素溶液の濃度

2009-05-04 18:13:24 yone （ZWl7d2

ヨウ素は２原子分子で、１molは253.808ｇですから、
ヨウ素1.3ｇ/ｌは約0.005mol/ｌになります。

私の持っている下水道試験法は古いので、mol/ｌ表示ではないのですが、たんばりんが見られた下水分析法は明らかに間違っています。

>市販の0.05mol/Lのヨウ素溶液を１０倍に薄め...
0.05mol/ｌ×1/10＝0.005mo/ｌですね。
ちょっと早とちりしてしまいました。
結果、オーライでしたが。

回答に対するお礼･補足

本が正しいと信じているものの間違いもありますよね。
いろいろ勉強になりました。
ありがとうございました。

No.32033 【A-4】

Re:ヨウ素溶液の濃度と滴定値

2009-05-04 23:56:42 こん（ZWl144

畑違いから補足です。mol というのは物質量の単位で、必ずしも「分子」の量とは限りません。当文書が何の前置きもなくこの単位を使っていれば「間違い」となりますが、Ｉの量を示したものであれば、「説明不足」ということになります。
また、N/L というのは当量からくるものですがさらにあいまいとなるため、使わない方が良いはずです。

回答に対するお礼･補足

文書を全文読んだわけではないですが、前置きもＩの量の説明も無かったような・・。
ありがとうございました。

No.32061 【A-5】

ボケオヤジから、一言

2009-05-09 21:32:46 火鼠（ZWl8329

よう素溶液って、強力な酸化剤ではないでしょうか？
そして、規定液を薄めた？そしたら、BLが上がった？希釈した水の中に有機物とか。酸素とかは、なかったのかしら？
販売されてる。規定液を薄めてしまったら、それはもう規定液でなく単なる液体。ファクターを見直さなければ、滴定なんてできないと思いますが？１mol/lのものを１０倍希釈したから、0.1mol/lは、正しいのですが、酸化剤、還元剤は、ロスがありますから、ファクターってもんがありませんか？もちろん、酸アルカリにもありますが、よう素溶液なんかじゃ～かなり、シビアにみたほうがいいのでは？？

追伸

規定液薄めてつかったら、計量法や、ISO17025では、いろいろ問題起こしそうです。

回答に対するお礼･補足

ごもっともな意見ありがとうございます。
希釈は試験的な考えで試していました。
希釈液は超純水でＣＯＤ的にも綺麗でした。
酸素は分かりません・・。
もう少し勉強してみます。
ありがとうございました。