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環境Q&A

液体中の六価クロム分析方法について 

登録日: 2009年04月24日 最終回答日:2009年04月26日 ごみ・リサイクル グリーン購入

No.31951 2009-04-24 14:54:12 ZWlc417 suke

お尋ねします。現在材料分析を行っていますが、今回、スズめっき液中の六価クロムを測定して欲しいとの依頼がありました。
JIS H 8625での固体抽出は分かるのですが、液体を測定するのはちょっと聞いた事が無く、分析方法を知っている方がいらっしゃいましたら、すみませんが教えてください。よろしくお願いします。

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No.31965 【A-2】

Re:液体中の六価クロム分析方法について

2009-04-26 07:20:58 火鼠 (ZWl8329

まず、六価クロムの分析と言われれば、環境系(公害関連?)の方は、水の分析を思いつきますが、H8625の方法は思いつかないと思います。
固形物この辺は、溶出試験で、廃棄物の範疇かな?
ということは、質問者は製品管理の方ではないかと、推察します。

すず鍍金といっても、その鍍金液が、酸性浴なのか。アルカリ浴なのかを表示されたらいかがですか?
液性によって、分析法が、変わると思います。鉄供沈法は、いい方法ですが、酸性浴のすず浴では、沈殿物が多すぎて、ま〜分析にならないでしょう。すず浴自体は透明なんでしょうから、場合によっては、トリオクチルアミンなどによる抽出法もあるかもしれません。
ただ、分析すればいいのですか?そのデータの、信憑性?どのように、世界標準にしたがっているかまでもとめられませんか?

蛇足
ニッケル鍍金液の6価クロムをジフェニルカルバジト(最近は名前が変わっているようですが)で測った記憶があります。ニッケル液は、緑ですが、測定波長が違うので妨害にはならなかった記憶があります。

回答に対するお礼・補足

返事が大変遅くなり申し訳ございませんでした。
コメント有難うございました。

No.31957 【A-1】

Re:液体中の六価クロム分析方法について

2009-04-25 07:15:05 たそがれ (ZWla61d

通常、浸出液よりも液体の分析から入るのが一般的ですので、その意味では大変不思議なご質問です。
ジフェニルカルバジド吸光光度法を考えておられるのでしょうが、たぶん「こんな汚い液は分析できないよ」という意味なのでしょうか。

「JIS K0102 工場排水試験方法」を確認してください。
基本的には同じようなことが書いてありますが、当然そのままでは発色できませんので、鉄共沈で他の金属および三価のクロムを水酸化物として沈殿させ、上澄みを分析する手法を用います。
その場合、金属がたっぷり溶けていますので、沈澱がどっさり発生するはずです。水で薄めてから鉄共沈する必要がありますが、どの程度薄めるかは、要求されている定量下限値との競合になります。

回答に対するお礼・補足

返事が遅くなり大変申し訳ございませんでした。
早速のコメント有難うございました。

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