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環境Q&A

スクラバー排気ガス中のシアン濃度 

登録日: 2009年04月03日 最終回答日:2009年04月04日 水・土壌環境 水質汚濁

No.31752 2009-04-03 19:32:29 ZWlc314 セイコー

メッキ会社で、環境関連の業務を行なっている者です。
質問させていただきたい内容は、スクラバーから排気されるガスを現在
建屋の屋根に吹きかけている構造なのですが、気温が低い時期になると
排気ガスが結露したものが雨樋から採取でき、その液からシアンが検出されます。(極低濃度ではありますが。。。)
自社メッキラインには金メッキラインがあるのでその臭気をスクラバーで除去することを目的としているのですが、スクラバー出口の結露で検出される為困っています。どなたか改善方法を思いつかれた方はアドバイスの程お願い致します。

現状の考察
@自社スクラバーは充填式スクラバーであり、脱臭洗浄水を用いている為、洗浄水が蒸発したものまたはミストが持出されている。⇒洗浄水中のシアン濃度を低く管理していますがまだ検出されます。低濃度でも屋根で蒸発して濃縮している?
A洗浄水にて除去しきれなかったシアン含有ガスが出口まで到達し、結露した水に溶けこんでいる。⇒未対処(対処方法が考えついていません。。)

その他必要な情報がありましたらご連絡下さい。

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No.31754 【A-1】

Re:スクラバー排気ガス中のシアン濃度

2009-04-04 08:18:21 火鼠 (ZWl8329

>メッキ会社で、環境関連の業務を行なっている者です。
>質問させていただきたい内容は、スクラバーから排気されるガスを現在
>建屋の屋根に吹きかけている構造なのですが、気温が低い時期になると
>排気ガスが結露したものが雨樋から採取でき、その液からシアンが検出されます。(極低濃度ではありますが。。。)
>自社メッキラインには金メッキラインがあるのでその臭気をスクラバーで除去することを目的としているのですが、スクラバー出口の結露で検出される為困っています。どなたか改善方法を思いつかれた方はアドバイスの程お願い致します。
>
>現状の考察
>@自社スクラバーは充填式スクラバーであり、脱臭洗浄水を用いている為、洗浄水が蒸発したものまたはミストが持出されている。⇒洗浄水中のシアン濃度を低く管理していますがまだ検出されます。低濃度でも屋根で蒸発して濃縮している?
>A洗浄水にて除去しきれなかったシアン含有ガスが出口まで到達し、結露した水に溶けこんでいる。⇒未対処(対処方法が考えついていません。。)
>
>その他必要な情報がありましたらご連絡下さい。

気温が低い時に、CN濃度が上がるということは、充填塔の最終のデミスターからのミストの飛散ではないでしょうか?
デミスターの目が細かいと露結した水分が、目をふさぐため、ガスの通過速度があがり、飛沫同伴をおこすのでは?さらに、アルカリ洗浄の場合炭酸塩になりやすく温度が下がると結晶化をおこしデミスタをつまらせやすい。そこに、ミストがくると濃縮したものを飛沫同伴させるのではないでしょうか?対策として、デミスタの変更、デミスタ後の排出速度の低下等があるのではないでしょうか?

回答に対するお礼・補足

返信遅くなり申し訳ございません。
ご回答誠にありがとうございます。
デミスタ部の状態を調べてみようと思います。

No.31756 【A-2】

Re:スクラバー排気ガス中のシアン濃度

2009-04-04 19:14:39 筑波山麓 (ZWl7b25

>メッキ会社で、環境関連の業務を行なっている者です。
>質問させていただきたい内容は、スクラバーから排気されるガスを現在
>建屋の屋根に吹きかけている構造なのですが、気温が低い時期になると
>排気ガスが結露したものが雨樋から採取でき、その液からシアンが検出されます。(極低濃度ではありますが。。。)
>自社メッキラインには金メッキラインがあるのでその臭気をスクラバーで除去することを目的としているのですが、スクラバー出口の結露で検出される為困っています。どなたか改善方法を思いつかれた方はアドバイスの程お願い致します。
>
>現状の考察
>@自社スクラバーは充填式スクラバーであり、脱臭洗浄水を用いている為、洗浄水が蒸発したものまたはミストが持出されている。⇒洗浄水中のシアン濃度を低く管理していますがまだ検出されます。低濃度でも屋根で蒸発して濃縮している?
>A洗浄水にて除去しきれなかったシアン含有ガスが出口まで到達し、結露した水に溶けこんでいる。⇒未対処(対処方法が考えついていません。。)
>
>その他必要な情報がありましたらご連絡下さい。


「セイコー」さんへ。

以前、スクラバー前後のシアン濃度測定を依頼されたことがありました。目的は、スクラバーの除去能力、入口のガス濃度、出口のガス濃度を調査することでした。

結果、「セイコー」さんと同様に、出口から極微量ですが検出され、予想されたことではありましたが、スクラバーで完全に除去されないことが確認されました。

改善策としては、「排気ガスが結露したものが雨樋から採取でき、その液からシアンが検出されます」とのことなので、雨樋の水を回収し処理することが考えられますが、雨天時には膨大な量になります。

「建屋の屋根に吹きかけている構造」をやめ、(雨水が入らないように)屋根つきの邪魔板等に吹きかける構造にし、その邪魔板の水を回収し処理することが一案と思います。これですと、発生する費用を低くすることができ、費用対効果を期待できるのではないでしょうか?

なお、他に良い案が出るようでしたら、そちらをご検討下さい。

回答に対するお礼・補足

ご返信遅くなり申し訳ございません。
ご回答誠にありがとうございます。
根本的解決にはやはり結露液の回収が必要かと自社内でも考えておりました。
邪魔板、雨水防止屋根の案はとても参考になりました。
誠にありがとうございます。

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