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環境Q&A

無鉛ガソリンについて 

登録日: 2009年03月27日 最終回答日:2009年04月02日 大気環境 大気汚染

No.31694 2009-03-27 18:51:29 ZWlbb1d teruteru

現在、自動車用のガソリンは全て無鉛化されていますが、航空用のガソリンが有鉛であり続けるのは理由があるのでしょうか?
また大気汚染防止法の自動車排ガス規制に鉛がありますが、無鉛化された現在、自動車からの排出はゼロと考えてよいのでしょうか?
知っておられる方がいましたら、よろしくお願いします。

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No.31745 【A-1】

Re:無鉛ガソリンについて

2009-04-02 22:43:21 筑波山麓 (ZWl7b25

>現在、自動車用のガソリンは全て無鉛化されていますが、航空用のガソリンが有鉛であり続けるのは理由があるのでしょうか?
>また大気汚染防止法の自動車排ガス規制に鉛がありますが、無鉛化された現在、自動車からの排出はゼロと考えてよいのでしょうか?
>知っておられる方がいましたら、よろしくお願いします。


「teruteru」さんへ。

ウィキペディアで「ガソリン」で検索してください。下記のサイトが出ます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%82%BD%E3%83%AA%E3%83%B3
ここに、「古くは有鉛ガソリンが自動車用ガソリンとして使われていたが、無鉛化の動きにより規制され、現在は公道を走る自動車のガソリンは全て無鉛ガソリンになっている。」とあります。無鉛化されたガソリンからの鉛の排出はゼロと考えてよいと思います。また、無鉛化の経緯の説明もされています。

航空用のガソリンは、レシプロエンジン(車と同じようにピストンエンジン)の燃料です。他の主流のジェット機等のガスタービンエンジンの燃料は、ケロシン(ほぼ灯油)です。

航空用のガソリンの性能として、適度の気化性、高いアンチノック性 、高い発熱量、腐食性がないこと、耐寒性に富むこと 、安定性が大きい事等が要求されており、これらを満たすために有鉛ガソリンが使用されています。

鉛(アルキル鉛)は、レシプロエンジンのノッキングを防止し、(アンチノック剤)、オクタン価が5〜15ほど上昇させ燃焼速度を大きくします。

回答に対するお礼・補足

返事遅くなりまして申し訳ありません。回答ありがとうございました。
排ガス規制の鉛は、自動車用に有鉛ガソリンを使用していたときに規制されたものなので、今は無鉛ガソリンしか使用されないことから、自動車からの鉛の排出はゼロと考えてよいことがわかりました。
航空用ガソリンについては、技術的に無鉛化できない状況にあるということなんですかね?飛行機から鉛をばらまいているのだから環境問題ですよね…動植物への影響は少ないのかもしれないけど、飛行機も無鉛ガソリンが使えるようになればいいなと思いました。

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