一般財団法人環境イノベーション情報機構
土壌の溶出試験の換算について
登録日: 2003年08月09日 最終回答日:2003年08月13日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.3155 2003-08-09 13:49:40 steven
土壌の溶出試験により、水質試験結果の単位(mg/L)を単位(mg/g)に換算したいですが、どうすればいいですか? 例えば、試料100g 水1L 試料の含水率50%で溶出試験をする場合 水質試験の結果をx(mg/L) とすると 換算するにはどのようにすればよいのでしょうか。
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No.3157 【A-1】
Re:土壌の溶出試験の換算について
2003-08-09 18:55:29 NAT (
mg/gというのは土壌の含有量に直したいということでしょうか。
そうなると、溶出試験と含有量試験では試験方法が異なると思いますので、換算は出来ないように思いますが・・・
溶出試験で求めようとしている土壌中の成分が全て水で溶出しているという確証が無い限り、難しいかと思います。
どなたかこれに関して意見があればお願いします。
No.3179 【A-2】
Re:土壌の溶出試験の換算について
2003-08-13 10:41:22 ホゲタラ (
>換算というより試算といえるでしょう。土壌溶出試験は重量体積比10%での溶出ですので、溶出試験液1Lは土壌試料100gから溶出したこととなります。質問の設定はたまたま環告46号法の設定とあっています。従って今、溶出濃度Xmg/lとすると目的成分は試料100g中から溶出してきたこととなります。ここで含水率が50%とのことですから、含有量として試算すると0.5×Xmg/100g乾泥ですから0.005Xmg/g乾泥と試算されます。ここで注意しなければいけないことは、目的成分によって含有とは評価できないことがあることです。六価クロムは水溶性とされているので含有量と判断してもいいでしょうが、鉛は中性付近ではほとんど溶出しないため含有量としてみるわけにはいきません。(ちなみに土壌汚染対策法の六価クロムの含有量試験は重量体積比3%の水抽出法です。環告19号)なお、土壌溶出試験の試料は通常風乾試料を用いるので含水率50%ということはないでしょう。
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