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環境Q&A

全窒素分析について 

登録日: 2009年02月26日 最終回答日:2009年02月27日 水・土壌環境 水質汚濁

No.31413 2009-02-26 14:07:23 ZWlc15b 海洋

初めて質問させて頂きます。

現在、ペルオキソニ硫酸分解→塩酸(1+11)と塩化アンモニウム・アンモニア溶液を添加し、HACH社の硝酸測定試薬(低レンジ用)を用いて分析を行っています。

ここで塩化アンモニウム・アンモニア溶液を添加する必要は何であるかが分からず悩んでいます。
pH調整のためだけならば水酸化ナトリウムでも良いのでしょうか?

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No.31414 【A-1】

Re:全窒素分析について

2009-02-26 15:26:46 XJY (ZWlba48

緩衝液として塩化アンモニウム・アンモニア溶液を入れます。
アルカリ又は酸で目的のpHに調整してもよいのですが、ご承知のように調整は困難であり時間もかかります。そのために目的pH付近に調整し緩衝液により微調整をおこないます。
窒素の場合はペルオキソニ硫酸分解時はアルカリで塩酸(1+11)により目的pH付近に調整することになります。

回答に対するお礼・補足

早速の返信有難うございます。
緩衝液として添加するのですね。
参考にします。

No.31425 【A-2】

Re:全窒素分析について

2009-02-27 13:46:22 筑波山麓 (ZWl7b25

「海洋」さんへ。

「XJY」さんが良い回答をされていますので、緩衝液およびその緩衝作用について補足します。

下記は、緩衝液の緩衝作用に関する私の過去の解答例ですが、
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=16228
塩化アンモニウム・アンモニア溶液のように、一般に、「弱酸とその塩」、または「弱塩基とその塩」の混合溶液は緩衝作用が大きく、これらを「緩衝液」といっております。

質問された「全窒素分析」以外にも、キレート抽出、滴定操作等、pHコントロールが必要な分析では一般的に使用されております。

今後も、同様な緩衝液を使用する分析操作に遭遇されることがあるでしょうから、ご記憶下さい。

回答に対するお礼・補足

有難うございます。
今後ぶつかった時に悩まないように勉強します。

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