一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

VOCサンプリングについて・・。 

登録日: 2009年01月24日 最終回答日:2009年01月30日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.31012 2009-01-24 13:54:02 ZWlb563 土壌分多

土壌調査で、PVCの井戸管を設置後モニタリングをしているのですが、現在はテフロン製のベーラーを使用しています。
金額的に、PVCのベーラーを使用したいのですが、VOCが吸着してしまうという理由から使用できません。
しかし、井戸管がPVCなのに、なぜベーラーはPVCを使用してはいけないのですか?
使用しても大丈夫と思う方は、理由も教えてください。
大変申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

総件数 1 件  page 1/1   

No.31092 【A-1】

Re:VOCサンプリングについて・・。

2009-01-30 22:03:22 おせんち (ZWlb24a

>明快な回答がないようですので、おそらく「使用しても大丈夫と思う方」がいないのでしょう。私も、詳しく承知しているわけではありませんが、書かせていただきます。

 PVCに「VOCが吸着してしまうという理由で使用できません」と言いますが、貴社において、確認試験をした結果からではないようですので、例え専門家から使用可能との回答があっても、貴社の使用条件におけるテフロン製とPVC製の比較試験をする必要があるでしょう。
 また、金額的な問題があるとのことですので、1回使用毎にベーラー採水器を廃棄しているのでしょう。確かに高価な物なので、経費がかさみます。

 さて、採水器等のテフロン製品は、化学物質の溶出がPVCなどと比べて少ないことが利点のはずです。地下水に溶存するVOCの吸着については、両者共に程度の差はあるのでしょうが、吸着は避けられないでしょう。いずれにしても、大差無いと思いますが、どちらが許容の範囲なのかについて比較試験が必要です。
 また、ステンレス製のものもありますので、洗浄して繰り返し使用可能な条件でしたら、良いような気がします。

 井戸管の材質がPVCであることが、地下水に溶存するVOC濃度に影響を与えることを心配しているようですが、ベーラーよりも長時間地下水に接していますので、吸着が飽和していると考えられないでしょうか。ご心配でしたら、井戸管の材質を変えて比較試験をすべきでしょう。

 ご質問に対して、一般的、画一的な情報が有ったとしても、貴社の使用条件にマッチするかどうか分かりませんので、自らのデータを用意する方が確実です。

 お役に立ちませんでしたが。

総件数 1 件  page 1/1