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環境Q&A

BOD希釈水について教えてください。 

登録日: 2009年01月16日 最終回答日:2009年01月19日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.30892 2009-01-16 10:42:28 ZWlc0b ハル

はじめまして

仕事でBODの測定をしているのですが
BODの希釈水が 0.2mg/l 以下になりません。
(0.5mg/lくらいになります)
ガス洗浄器をを通しても改善がされません。

試薬購入している蒸留水のBODを計測すると、0.5mg/l 付近で
会社にある純水のBODを測定すると 1.0mg/l 位になります。

また、「希釈水は、培養瓶に詰めて20℃の恒温槽に5日間放置したとき、初めの溶存酸素の量と5日間後の溶存酸素の量との差が0.2mgO/l以下であることをあらかじめ確認しておく」
と有りますが、私のところでは、当日調製で使用することになっていますが、
希釈水は調製し保存ができるものなのでしょうか?

よろしくお願いします。


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No.30894 【A-1】

Re:BOD希釈水について教えてください。

2009-01-16 11:37:33 YM (ZWlba48

希釈水は調製してポリビンに入れBOD用のインキュベーターに一週間程度入れておくと0.2mgO/l以下になります。
保存はインキュベーターに入れておけば大丈夫です。

回答に対するお礼・補足

YMさんありがとうございます。

希釈水の調整ですが
1Lポリ瓶に蒸留水1Lをいれ
希釈A〜D液を 各1ml をいれ
1時間ばっ気してます。

このまま、使用しているんですが、
インキュベーターで保存しておいたからのほうが良いのでしょうか?

保存した場合は使用前に再度ばっき気したほうが良いのでしょうか?

No.30933 【A-2】

Re:BOD希釈水について教えてください。

2009-01-19 14:51:55 YM (ZWlba48

希釈水は20℃の恒温槽に放置することによりDOの溶解度が平衡になります。
試料も同様に平衡が必要です。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。

当日調整が、手順で決まっていますので、
変更はきびしいですが
当日、早めに調整し置き時間を長くしてみたいと思います。

No.30945 【A-3】

Re:BOD希釈水について教えてください。

2009-01-19 23:26:02 mashi-nana (ZWlba51

JISでは「希釈水は培養瓶に詰めて20℃の恒温槽に5日間放置したとき、初めの溶存酸素の量と5日間後の溶存酸素の量との差が0.2mgO/L以下であることをあらかじめ確認しておく。」と書かれています。最低5日間は放置するものと読めますので、当日に調整をしたり、使用直前にエアレーションしたりすると、DOが不安定になり、BOD測定に供せないように思います。
下水試験方法のp139注4では「0.2mgO/L以下にならない場合は、水や空気からの汚染が考えられるので、次のようなことに留意するとよい。」と書かれ、注4―4)には、「ブランク値は、希釈水調整後7日以上の長期間暗所に保存することにより安定化し、比較的低下する傾向にある。」と記載されています。
ちなみに、下水試験方法・注4―1)は蒸留水精製のための再蒸留法、注4―2)はやむを得ずイオン交換水を流用して調整する場合の注意点、注4−3)は空気の汚染が考えられた場合のエアレーション法です。
BOD試験方法は、テクニカルな面が多々あります。疑問に思ったら、JISのみならず、日本化学会編集の試験方法の解説や下水試験方法などの文献に眼を通してからご質問いただければ、さらに有用な知識が得られると思います。
なお、空気が汚れていた場合、注4−3)の方法は手間がかかります。
便宜的な調整方法を記載します。希釈水のDO調整はエアレーションせず、冷所に静置保存してDOを高くしてみたらいかがでしょう。ただし、放置しすぎに注意し、水温を20℃に戻した後にDOの過飽和を解消するために、一時的に水温を20℃以上に上げ撹拌する。もしくは20℃で短時間エアレーションし、飽和酸素濃度以下としておきます。その後、安定させるため7日以上放置してから、ブランクを測定し良好なら使用します。この方法は空気が汚染されている環境では有効です。それでも、希釈水を長く放置すると、硝化細菌などで容器が汚染されることがあります。

引用部分は原文です。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。

御礼が遅くなり申し訳ありません。

まだまだ勉強不足です。
いろいろな文献に目を通してみたいと思います。

いきなり、手順の変更とはいくことが出来ないので
確認作業を繰り返し、手順の変更を提案したいと思います。

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